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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
035話 エヴァによる魔法講座
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を秘めている生徒はいそうだな。一人だけだが思い当たりはなくもない」

俺はそこで前に一度顔合わせで会った明石教授のことを思い出していた。彼も魔法先生らしいので明石裕奈も力は引き継いでいるだろうと予想する。
それとは別に今はなぜアスナとネギ君が喧嘩になったのか話し合いになっている。
葉加瀬は茶々丸が聞いていた内容をプリントアウトして俺も一緒に喧嘩の内容を読んでいた。
そしていくつか出てきた禁句ワードの中から導き出された答えは俺は答えなかったが全員一致で「パイ〇ン」と答えていた。
それで俺は苦笑いを浮かべることしか出来なかった。
変わりに他の一同がネギ君を慰めてネギ君も謝る気になったので一度外に出て行った。
それからしばらくして外からアスナの叫び声が響いてきた。

「なぁもしかしてネギ君。アスナの了解も得ずに召喚してしまったのか?」
「そうみたいね。おおかたお風呂に入っていたんでしょう?」

そしてダッダッダッと家へと駆けてくる音が聞こえたので俺は扉が開いた瞬間にアスナに投影した大き目の布を羽織らせてやった。

「わぷっ!? し、士郎さん!」
「とりあえずその布で体を覆っておけ。風邪を引くかもしれないからな」
「あ、ありがとうございます…」
「それよりなにがあったんだ? なんとなくだが検討はつくが…」
「はい! もうネギの奴…高畑先生の前で!」
「…なるほど、偶然居合わせたタカミチさんにも見られたわけか。とりあえず奥に行っていろ。俺が話をつけておく」
「……お願いします」

そして遅れてネギ君とタカミチさんがやってきた。
それにしてもタカミチさんはなんて間の悪い…

「やぁ士郎君」
「久しぶりですね、タカミチさん。海外から帰ってきていたんですか」
「まぁね。それより僕も間の悪いときに来ちゃったみたいだ」
「し、士郎さん…」
「ネギ君、とりあえず今日はアスナの機嫌はとても悪い…だから先に寮に帰っていてくれ。タカミチさん、久しぶりでなんですがネギ君の事、お願いしてもいいですか?」
「はい…」
「わかったよ。それじゃまた後で話をしようか」
「そうですね」

そういってカモミールも一緒に帰した後、家の中に戻るとアスナは俺の投影した布に包まりながら憤怒と羞恥の表情ですごいことになっていた。
エヴァは見ていて飽きないなと笑っているがここは無視の方針で。

「あー、アスナ。とりあえず災難だったな。タカミチさんはネギ君を連れてもう帰ったから大丈夫だぞ」
「ありがとう、士郎さん…」
「アスナー、大丈夫やった?」
「だめ…当分立ち直れそうにない。まさか高畑先生がいる場所でしかも裸で召喚されるなんて…」
「その様子だとまだ当分はネギの事は許す気はないのね?」
「…はい、イリヤさん。それより士郎さん、
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