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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
034話 エヴァによる修行風景
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◆◇―――――――――◇◆


Side  衛宮士郎


むぅ、少々力を見せすぎたか…皆から凄い目で見られているな。あまり俺も多様はする気はないのだが。
だがそこでなにやらネギ君が、

「あ、あの士郎さんに師匠(マスター)!」
「なんだ、ネギ君?」
「どうしたぼーや、急に改まって?」
「はい。まず士郎さんに聞きたいことがあるんですけど竜を倒せるような剣もなにか持っていますか?」
「ふむ、竜殺し(ドラゴンスレイヤー)の剣か…そうだな。
有名どころで言えば、
北欧神話の英雄ジークフリートが魔竜ファーヴニルを倒す際に使用した魔剣『バルムンク』。
聖ジョージの竜殺しの聖剣『アスカロン』。
日本神話でいうなら有名なのはやはり素戔鳴尊(スサノオノミコト)八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を倒す際に使用した神剣『天羽々斬(アメノハバキリ)』。
……他にもあるが上げるのならこの三つが断トツでトップだろうな」
「……貴様、そんなものまで投影できるのか?」
「できないことはない。しかしどれも高位ランクの宝具…特に神剣である『天羽々斬(アメノハバキリ)』を投影するものなら回路が悲鳴を上げて悪くて一時的に焼ききれて回復に時間を有するだろうな」
「ま、当然のリスクだな…」
「そうね。さすがに神剣クラスはシロウの負担がすごいから。でも今の日本に竜が現れるところなんてないでしょう?」
「そうだな。魔法世界なら話は別だが…それでぼーや、なんでそんなことを聞く?」
「はい。ドラゴンを倒せるようになるにはどれ位修行すればいいかと思いまして…」
「「「………は?」」」

突然なにを言い出すかと思えば竜を倒せるくらいとは…ネギ君、君はなにをとち狂ったことをいっているんだ?
エヴァも怒りを顕わにして「アホかーーーッ!!」と鉄拳制裁を食らわした後、説教を永遠と繰り返していた。
姉さんもさすがに呆れが入っているのかやれやれとかぶりを振っている。
それでなにやら知っていそうな素振りをしていて現在「何の話?」と言っているアスナに説明している綾瀬に事情を聞いてみた。

「綾瀬、ネギ君はいきなりなぜあんなことを言い出したんだね?」
「そうよ。今時あんな話をするなんて…ゲームじゃあるまいし」
「あ、はい。とても信じられない話でしょうが…」

そして俺と姉さん、アスナは先日に綾瀬と宮崎がネギ君達と一緒にナギさんの手がかりを見つけてそこに向かったら巨大なドラゴンが潜んでいて襲われたという話を聞いた。
それを聞いてアスナはなにかしら怒った表情をしていまだ説教を受けているネギ君を無言で睨んでいた。
二人の間でなにかあったのだろうか?

「……しかし、よく脱出できたものだな」
「そうね。シロウならどうにかできそうだけど今の
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