暁 〜小説投稿サイト〜
その日、全てが始まった
第1章:出会い
第7話 『彼等の原点』
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はバイトか?」
「そうだよ☆そういう洸夜はどうしたの?」

 ああ、と言って洸夜は説明を始めた。

「今日『Crescendo』のライブをやるんだが……」
「え、洸夜達ライブやるの?」
「ああ……で、その準備してて何も食べてなかったから何かを買いに来たってわけ」
「なるほどね〜。じゃあ、バイト終わったら観に行こうかな☆」
「いいんじゃないか? 今回やるのはオリジナル曲だし」
「本当に? 絶対見にいく!」
「ん」

 軽く返した洸夜は、1度レジから離れ陳列棚へと足を運んだ。
 そして、制汗シートをカゴに入れる。
 その後は、他のメンバーに頼まれた商品を探し出してカゴに入れ、レジへと戻った。

「これお願いします」
「はーい」

 カゴを受け取ったリサとモカは、慣れた手つきでレジを通し商品を袋に詰めていく。

「後、ホットスナックいくつか貰いたいんだけど」
「どれにします〜?」
「えっと、ハッシュポテトとサクッとチキンって奴を1つずつ」

 それを聞いたリサが、ショーケース内の商品を詰めていく。

「あ、温める?」
「そのままで」
「はーい。2548円になります」

 洸夜は、お代をキッカリとリサに手渡した。

「……丁度だね」
「丁度で払わないと気が済まないもんで」

 そう言った洸夜は、リサから袋詰めされた商品を受け取った。

「じゃあ、みんな誘って観に行くから頑張ってね☆」
「私達も行きます〜」
「ああ。2人もバイト頑張れよ」

 そう言い残して、洸夜はコンビニを後にした。
 そして、CiRCLEへと戻って来た。

「買ってきたよ」

 洸夜は戻るなり、各々が所望した物を渡していくのだった。

「えっと……このチョコが祐治か」
「ありがとう」
「で、この炭酸が……あ、雅人か」
「なんだ今の間は」
「さあね〜」

 ツッコミを入れてくる雅人を華麗にスルーしながら、洸夜は品物を渡していく。

「この……お茶なのか、これ」
「そうだ。ありがとう」
「あ、いえ」

 大樹にペットボトルに入った飲み物を渡しながら、そう言葉を交わした。

「で、結弦にはこれね」
「ありがとう、氷川君」

 そう言って、結弦は洸夜からソーダ味のアイスを受け取るのだった。

「溶けてないよな?」
「大丈夫みたい」

 そう答えた結弦は、右手の人差し指と親指で輪を作り、『OK』と言うことを示した。

「なら良かった」

 そう言った洸夜は、会議室に入った。
 そして、自身が座っていた椅子に再び腰をかけると、袋の中身を取り出していくので有った???





 CiRCLEのAスタジオにて、Crescendoのメンバー達は最終調
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