033話 ネギの弟子入りテスト
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まふぃた……」と言って力を使い果たし、倒れた。
「やったーーっ!」
「ネギくーーん!」
「コラー茶々丸ーーッ!」
「す、すすすすいません! マスター!」
ネギ先生が倒れたのをきっかけに大階段で起こる小規模な騒ぎ。様々なことがその場で繰り広げられていたが、ともかくこうしてネギ君は弟子入り試験を合格したわけだ。
「しかし、どうやら俺が動くこともなかったようだな」
「そうね。マキエが止めてなかったらきっと士郎のことだからアスナを気絶させて嫌われ役でも演じていたんでしょうね?」
「まぁな。あそこまで意地を見せているところに横槍はさすがに屈辱以外の何者でもないからな」
「ケケケ、シカシアノボーズホント根性アッタナ」
その後、エヴァはさすがに「負けた」といってそのカンフーも修行は続けておけといって立ち去っていった。
そして俺はまだ回復していないネギ君に近寄って、
「よくがんばったネギ君。あのエヴァからあんな言葉が出たのも意外だがネギ君の根性にも賛美を送らせてもらおう」
「ありがとうございます、士郎さん…」
「そういえばなんで士郎さんはなにもいってこなかったの?」
「いや? アスナがカードを出した瞬間に即座に意識を刈り取ろうとはしたが…?」
「え゛…? なんで?」
「わからんか? 佐々木も言っていたがネギ君は自身の信念のもと意地を通して戦った。それなのにその気持ちを踏みにじって止めてもお互い後悔が残るだけだ」
「そ、そっか…それじゃまきちゃんに感謝しなくちゃね」
「そうしておけ。とりあえず今回は佐々木の活躍もネギ君の勝利に貢献したのだから」
「士郎さん…ほんまええ人やわ。ウチ、ほんまに感動したえ」
「はははッ…そんな大したことではないさ。それよりネギ君。エヴァに弟子入りしたのだから姉さんにも可愛がってもらえ。一応は姉弟子にあたるからな」
「え!? そうなんですか!」
「そうね。士郎じゃ良い意味で相手は無理だからこれからよろしく頼むわね、ネギ」
「は、はい…イリヤさん」
姉さん達とはその後、会話をしながらこれからについて話し合った。
―――そういえば士郎さん…
―――なんだ、このか…?
―――なんか数日前にじいちゃんが原因は不明なんやけど寝こんだんや。
―――ふむ、それがどうかしたのか?
―――何度もユルシテクダサイって言ってたんやけど、士郎さんなにしたん?
―――む、まるで俺がしたことが分かっているような言い草だな。まぁ、確かにああしたのは俺だが。
―――じいちゃん、なにかしたん?
―――なにかをしたと聞かれれば答えはイエスだ。なに、俺とこのかの仮契約の話を一人だが関係者に話してしまったからな。少し、いやかなり地獄を味
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