033話 ネギの弟子入りテスト
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Side 衛宮士郎
ネギ君が佐々木達と話をしている間、俺達はネギ君の現実力に話し合っていた。
「さて…で、俺から見て先ほどのネギ君の動きでは茶々丸に一撃を入れるなどとはまず確率的にいえば絶望的な数値といってもいいだろうな?」
「やぱりそうアルか。うーむ、これはもうやっぱり一発勝負のカウンターを決めなければ勝ち目はないアルな」
「そうだな。しかもそれを入れるにしても相当運がよくなければ返り討ちは目に見えている…刹那はどう思う?」
「そうですね。はい、私もその意見には残念ながら納得するしかないですね。今の先生の実力ではまだほんの付け焼刃のようなものですから一発の機会を逃したらそれでたちまち終わりでしょう」
「ちょっとちょっと!? 三人とも、それじゃネギが負けるみたいじゃない!?」
「アスナ、一つ訂正だ。みたいではなく今のままでは負けるのは確実と言うことだ」
「そうだぜ、アスナの姐さん。俺っちも悔しいが実力の差が今はありすぎる…だから後は兄貴の気力にかかってくるわけだ」
「そうなんか…」
「すまんな、このか。これでも出来る限り現段階のネギ君に少しでも勝てる要素はつめたつもりなんだ」
「あ、気にしてへんよ。ウチは別に士郎さんやせっちゃんの事を責めているつもりはないんやから」
「そうか。助かる…」
「ありがとうございます、お嬢様…」
「ええよ。それよりせっちゃんに聞いたんやけど、士郎さんなんやすごい技習得したんやって?」
「む? もう話していたか…」
「はい。余計なおせっかいでしたか?」
「別に構わないが…なんだ? 見たいのか?」
それを聞いた途端、全員は見たいとばかりに頷いていた。
しかし、このような場所でいいのか? 一般人もいるんだが…。
だから俺はまだ未完成の技法だと言って後で完成したら見せるといって今回は諦めてもらった。
◆◇―――――――――◇◆
………そして、時間は経過して試験の時間が迫ってきていた。
俺と姉さんは先にエヴァ達と合流して会話をしている。
「オイ御主人、コレジャ試合ガ見エネーゾ?」
「うるさいぞ。役立たずの癖に口うるさい奴だ」
「仕方ネーダロ? 動ケネーンダカラヨ」
「ならば俺の頭にでも乗っているか? 前からちょくちょく乗っていたからな」
「オー、サンキューシロウ!」
チャチャゼロを頭に乗せていると、茶々丸がなにかいいたげで口ごもっていた。
「…しかし、いいのですか、マスター? ネギ先生が私に一撃を与える確立は概算3%…もし合格できなければマスターは不本意ではないのですか?」
「そうよね。なんだかんだでネギの事を気にかけているし…」
「勘違いするなよ、二人とも。本当に私は弟子など取る気はないのだから
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