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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
029話 修学旅行編 3日目(04) 長い夜の終焉
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、士郎さんに死んでほしいない!」
「わかったわ。それじゃ今から説明するわね!」

教えた後すぐにコノカはシロウの方へと向かい、

「士郎さん……お願いや。死なないで!」

コノカは血だらけのシロウの口に構わずキスをした。
そして魔法陣が起動した瞬間、シロウとコノカを中心にすさまじい光が溢れシロウの傷がすごい速度で塞がっていく。
しばらくして光が収まったその場にはエイシュンと同じ陰陽師姿のコノカの姿と外面は血だらけであることは変わりないが傷は完全に塞がって、ただ反動で気絶をしているシロウがいた。
そのことで一同はしっかりと息をしていることを確認した後、狂喜乱舞して騒ぎあっていた。
しかしコノカはそれでもずっと気絶しているシロウのことを抱きしめていた。
私は涙を流しながらコノカに一言「ありがとう……」といった。コノカは笑顔で「ええよ」と返してくれた。
だけど、同時に私はある決意をした。












………………そんな光景を遠くで見ていた月詠はというと、

「ふふ〜。士郎はんが無事でよかったですね〜。ウチ、いつか会いにいきますから、待っていて下さいね士郎はん。そしたらその時は今度こそ殺し愛しましょうね♪」

そう言いながら月詠は恍惚の笑みを浮かべていたのであった。


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