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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
028話 修学旅行編 3日目(03) 関西呪術協会本山に到着
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ロークン・ファンタズム》!」

そのラストワードによってあちこちで剣は爆発を引き起こして敵の数を瞬く間に減らしていった。
そしておよそ二分の一くらいは還された後、私たちのところへと一度戻ってきた。

「大事ないか、二人とも?」
「う、ん……っていうか士郎さん、強すぎよ!」
「はい……正直ここまでとは。やはりあなたに師事を仰いだのは間違っていませんでした」

士郎さんは「ふっ…そうか。だが君たちには俺と違い才能がある。だからいずれ君達も俺を乗り越えていくだろう」と苦笑を浮かべていた。
その笑みに一瞬ドキッと来てしまったのは内緒だ。
そして、

「では刹那、アスナ。十分敵を消したとは言わんが時間も迫っている。だから俺も先に向かう。遅れてでもいいから追って来い…」
「任せてください!」
「ええ! 士郎さんのおかげで恐怖なんてもの吹き飛んだから!」
「そうか…では、アデアット!」

士郎さんは再度アーティファクトを発動し空へと駆けていった。
サーフィンはしたことがないといっていたがもう乗りこなしているのか様になっている。

「士郎さんって意外にはっちゃけたらすごいことになるかも……」
「想像が難しいです。士郎さんがはしゃぐ姿は…それよりアスナさん」
「わかってる。士郎さんが十分勇気をくれたから頑張れるわよ」
「わかりました。ではせいぜい少し出来るチンピラ100人に囲まれた程度だと考えてまいりましょうか」
「いいわね。その安心していいんだかわからない例え…」
「おや? アスナさんも肝が据わってきましたね」
「それはもう。士郎さんの強さに毒されたかもしれないわね?」
「あはは、それを聞いたら士郎さんはどんな反応しますでしょうか? とりあえず…」
「そうね、鬼退治と行こーか!」
「はい!」

私とアスナさんは覚悟を決めて今だ400体以上はいる鬼達の群れへと駆けていった。



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