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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
027話 修学旅行編 3日目(02) 二箇所の戦闘風景
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…!」

即座に少年の拳を受け止め逆に殴り返して空中に上がっているところを下に回り再度詠唱をし、掌を少年の背中に当てて白き雷を放った。
少年は痺れて動けないようで顔だけこちらに向いている。
だから僕は大声で叫んだ。「これが僕の力だ!」と。

そこからすぐに形成を建て直して脱出する算段をしようとしたらまだ動けたようで立ち上がったと思ったら少年の体が変化した!?
カモ君がいうには獣化っていうけど人間じゃないの!?
でも、今は関係ないので再度自分に契約執行を施し挑もうとしたらそこにのどかさんが現れて次々と少年の攻撃先を読んでくれている。
あのアーティファクトの力なのかな?でもそろそろ僕も魔力が危ない。そこでふいに意識が揺らいでそこをついてか少年が特大の拳をあびせようとしてきた。やられる!?
そう思って目を瞑ってしまったが痛みはやってこなかった。だから恐る恐る目を開くとその拳は力強い人の手により止められていた。

「なっ!?」
「なかなかいい戦いぶりだった、ネギ君。だが最後に目を瞑ったのは反省点だな」

そこには獣化して力も上がっているのにまるで微動だにしない士郎さんの頼もしい姿があった。


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮士郎


よかった。かなりの傷を負っているようだが重傷というわけではないようだな。

「すまない。遅れてしまったな……だが、後は俺が引き受けよう。宮崎は、まぁしょうがないから後ろに下がっていろ」
「は、はい!」
「…なんや士郎の兄ちゃん? 邪魔すんのか?」
「まぁそう邪険にするな、小太郎。ネギ君も今は限界のようだから選手交代だ」
「まぁええわ。士郎の兄ちゃんとも戦いたかったからええで!」
「結構結構。ではやるぞ」

俺は徒手空拳で構えをした。

「え、士郎さん。武器は出さないんですか?」

ちびせつなとアスナからそんな言葉が聞こえてきたが、

「相手もそうなのだから合わせてやるものだ」
「嬉しいこといってくれるやないか! それじゃお先に行かせてもらうで!」
「どこからでも来い。すべて受け止めてやろう」

俺は身体強化をかけて小太郎の接近を待った。
少し時間がたった時、ついに小太郎は動きを見せた。
するといきなり分身なんてことを仕掛けてきた。
だが、まだまだだ。

「まだまだ分身の錬度が甘いぞ。これならまだ楓の方が優秀だ。はっ!」

俺は分身の攻撃は全て避けて本体を掌底で吹き飛ばした。

「がっ!?」
「む……少し力を入れすぎたか」
「こなくそ!」

小太郎は吹き飛ばされたところから狗神を何体も放ってきた。
物量作戦で来たか。だが話にならん。

投影開始(トレース・オン)!」

そこで初めて俺は干将莫耶を投影
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