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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
025話 修学旅行編 2日目(02) ラブラブキッス大作戦
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備や他いろいろにてんやわんやするのだった。
そして、違う場所では夕映に組み合わせを変わってほしいというこのかの姿があった。

「別に構いませんが、このかさん…本気なんですね?」
「うーん…まだよーわからんけど、だけどウチ……士郎さんのことが気になってしかたないねん。アスナに相談して少し和らいだけどやっぱり胸のドキドキがとまらへん。だから今回のこれで自分の気持ちに正直になれたらええなと……やっぱ駄目やろか? のどかと違って中途半端で…」

このとき、夕映はこのかの言葉に感嘆とした気持ちを覚えていた。
同時にとてもこのかのことが綺麗に見えた。恋をすれば人は変わるというがまさにそうだろうと思ったのだ。

「いえ、それだけ聞ければ充分です。では私はのどかとこのかさんに勝利を捧げる為に裏工…じゃなくて協力させていただきます」
「え、でも出れるのは各班二人だけやろ?」
「別に協力者がいては駄目とは言われていませんから大丈夫でしょう? それよりがんばるですよ!」
「了解や!」

このかは笑顔で夕映に感謝した。



Interlude out──



◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮士郎


うっ!? なんだ、この寒気は…? まるでアクマを降臨させたような。いや、今回俺は何も関与していないからきっと気のせいだ!

「…どうしたんですか、士郎さん?」

そこに一緒にいた刹那とアスナが心配そうに聞いてきた。

「いや、なんでもない。あえて言うなら害意はない殺気をこの旅館が覆っているような、嫌な感じだ」
「刹那さんと同じような事いうのね、士郎さんも」
「まぁ同業者じゃなくてもこれくらいは感じるだろう。ところでネギ君はどうした?」
「ネギ先生なら士郎さんがお風呂にいっている間に見回りで外に出て行ったようです」
「俺が警備しているのだから心配ないと伝えたのだが……」
「はい。ですがネギ先生もなぜか士郎さんと同じく寒気を感じたようで……」
「そんな嫌な気分を晴らすために出て行ったわけか」
「はい、そのようで」
「ふぅ、わかった。では館内は俺が警備しているから二人はお風呂に入って来い。関係者としてこの時間でも認められているからな」
「ありがと士郎さん! それじゃさっさといこっか、刹那さん」
「そうですね。ではお願いします」
「まかされた」

二人と別れた後、新田先生と会い3−Aのクラスは今夜はやけに騒がしいので注意の程、お願いしますよと伝えられた。
虫の知らせ、というのか? 先ほどの寒気はやはり気のせいではないと感じ始めていた。
そこで姉さんとは会わないなと別思考に移っていると目の前に楓と古菲(変な空気を纏って)が歩いてきたので注意しようとしたら、

…突然古菲に襲いか
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