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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
025話 修学旅行編 2日目(02) ラブラブキッス大作戦
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れにアスナやネギ君もびくびくと震えていたことはまぁ別の話だが。


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮イリヤ


解散後、シロウは夜の警戒も込めて先にお風呂に入りにいった。
混浴で同席しようと思ったけどきっかりと断られた。別にいいじゃない、知らない仲じゃないんだしという言葉に「誤解を招く発言はしないでくれ!」といってさっさと行ってしまった。
もう、シロウは相変わらずそういうことに関しては初心なんだから。
そんなことを一人になりながら歩いていたらなにかカモミールとカズミが外でなにかやっているのを見かけて面白そうなので話しかけてみた。

「カズミ、カモミール。もう生徒の出入り禁止時間は過ぎているわよ? なにをやっているの」
「げっ!? イリヤさん!」
「イリヤの姐さん!?」

二人(?)は私が現れたのがそんなにまずいのか顔を青くしている。でも、「げっ!?」はさすがにひどいんじゃない?

「なにをそんなにあわてているのかしら? 私にばれたらまずいことなのかな?」
「そ、それは……(カモっち! イリヤさんに話しても大丈夫かな!? 後が怖そうなんだけど)」
(む、むぅ……いや、結構イケルかもしれねぇな)
(どういうこと……?)
(まぁ、まずは説明からしようぜ、朝倉の姉さん。話にあわせてくれればそれできっとうまくいくぜ)
(信じるよ、カモっち!)

どうやら話し合いは済んだようね。それじゃどんな言い訳が聞けるのかな?
だけど、その言い訳は私にとってとても魅惑的な事だと知りつい乗ってしまった。
後に後悔するだろうけどいい機会ね。カモミールにもある手はずはしておいたから夜が楽しみだわ。ふふふ…。



──Interlude



イリヤが朝倉とカモに会った数刻後、朝倉は旅館内で騒ぎすぎた一部の3−Aの面々にある提案を持ち出していた。

「……と、いうわけで名づけて『くちびる争奪!!修学旅行でネギ先生&士郎さんとラブラブキッス大作戦』!!」
「ええ!?」
「ネギ君と!? それに士郎さんも!?」

辺りが騒ぎ出したとき、何名かの目が光ったことを朝倉は当然見逃していなかった。
特に今日は刹那を必死に追いかけていたはずのこのかの目が真剣そのものになっていたことを。
それを見て朝倉とカモは一筋の汗を浮かべた。

(ねぇねぇカモっち?)
(いわんでもいいでっさ。あれは、本気の目だぜ)
(だよねぇ、やっぱり。イリヤさんに許可を得て士郎さんの名前も出したけど予想以上に食いついちゃったようね)
(ま、このかの姉さんには悪いが分が悪いから今回は諦めてもらった方がいいかもな。相手が悪すぎるし……)

しかし、朝倉達は予想通りの展開としていたのでさっさと説明を済ませて監視カメラの配
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