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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
024話 修学旅行編 2日目(01) 二つの告白(?)
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(細かいこと気にしない人で助かったっすね、士郎の旦那)
(そうだな、カモミール)
(それより士郎の旦那。夕べは凄い殺気でしたね。俺っちも思わず固まっちまったぜ)
(それについては謝罪しよう。昨晩は自制がきかず本能的に殺気を放出してお前達にも味合わせてしまったな)
(なに、気にしてないっすよ。それは裏返せばこのかの姉さんを助けたいが為の怒りだったんすから)
(む、そう言われるとなにやら恥ずかしいものだな)
(お? 士郎の旦那にしては珍しいすっね。いいもの見れ(……蒲焼)……すみません、謝りますから。ほんとうに……)
(ま、いい。それより昨日の件で敵は奴らだけではないとわかったから用心した方がいいな)
(そうっすね。他にも西の奴らはいるみたいっすからね)
(まぁ奴らは昨日の件で失敗したこともあり下準備もあることだろうし今日は仕掛けてはこないだろう。直感だがな。それに今日は観光地の場所は奈良だから早々昨日みたいな事は起こんないだろう。だが用心はしておいたほうがいいとだけ伝えておく)
(了解っす)
(それに……)

俺はカモミールとの会話を中断してある方向を見る。それにつられてカモミールも見たがどうやら納得したような顔をした。

「せっちゃ―――ん?なんで逃げるん?一緒に食べよー?」
「わ、私は別に―――!」

まだ向かい合える準備が出来ていないのか刹那は顔を赤くしながら必死にこのかから逃げていた。だが昨日とはずいぶんと二人の間の雰囲気が変わったものだ。

(あれなら刹那も隠れるに隠れられんだろう?)
(確かに……)

「カモ君に士郎さん? さっきからなにを話しているの?」
「いや、ただ微笑ましいな、という話だよ、ネギ君」
「そうっすよ、兄貴」
「うん、確かにそうですね」

ふぅ、危なかったな。俺は別段大丈夫だが昨日の件でネギ君は結構神経張り詰めていると聞くからあまり話には参加させないようにしておいているようだが正解だったようだな。
そして朝食後に俺はネギ君達とはいったん別れて姉さんと合流していた。

「それで今日姉さんはどうするんだ?」
「うーん……それなんだけどシロウと歩きたいのは山々なんだけれど、1班が昨日のお酒でまだほとんどが体調を崩しているようで私はそちらにいくことになったわ」
「そうか。ではそちらは任せた」
「う―――……少しは引き止めてよ、シロウ〜……?」
「あー、すまん。だからそんな顔しないでくれ」

……危ない。泣き落とされそうになった……あれは遠坂と違って猫をかぶってないから余計性質が悪くなるんだよな。
とりあえず勃発したネギ君争奪戦の末に宮崎の誘いにネギ君は乗ることになったらしく、希しくもアスナ、このか、刹那の三人が揃っている5班にいくということなので俺もそこに着いて行
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