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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
023話 修学旅行編 1日目(02) 対、西の刺客
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討つために組織された掛け値なしの戦闘集団のことです。きっと護衛についたら厄介な相手になることはあきらかでしょう」
「ええー!? それじゃやっぱり敵って事ですか?」
「はい、ですから彼らにとってみれば私は西を抜けて東についた裏切り者です」
「だが、それは理由あってのことだと信じてあげてくれ」
「そうね。セツナはコノカのことを護りたいが為にこちらについたんだから」
「士郎さん、イリヤさん……ありがとうございます」
「気にするな」

そしてしばらくしてネギ君達を見るととても感心したような眼差しを刹那に向けていた。

「よーし、わかったわ! 桜咲さん! さっきのこのかの話を聞いても正直半信半疑だったけどそれを聞いてこのかの事を嫌ってないってわかったから!」
「はい! 誤解も含めて十二分に協力します!」
「神楽坂さん、ネギ先生……」
「それじゃ“3−A防衛隊(ガーディアンエンジェルス)”結成です!」
「……なら、俺はそれに該当しないな」

俺はネギ君達の刹那に対する感情論が変わった事に内心喜んでいたが、そのネーミングに即座に否定心をこめて目を瞑りながら言った。

「そ、そんなぁ〜……」

とか、そんな声が聞こえてきたが正直言ってそんなチーム名は俺はいやだ。と本心が叫んでいた。
それから姉さんの威圧も込められた説得により渋々納得させられた。って、いうか姉さん?賛成は本気ですか?
そしてネギ君はそのまま外の見回りにいってしまった。

「とりあえず今ネギ君はああなのでアスナに刹那。各部屋を頼んだぞ。俺は屋上で姉さんと陣取りを続けていよう」
「はい」
「任せて士郎さん!」

よし、これで変なことに意識を削がれないで弓兵の役割を果たすことが出来るだろう……何を考えている? 俺はアーチャーではないぞ。
そんな無駄なことを考えていないで外の意識に集中することにした。

「それで、シロウ。今回の敵はどう?」
「甘い、と言うべきなのだろうか? 聖杯戦争や今まで経験してきた戦いの時に比べればなんて軽いものだと思うよ」
「そう。でも事は慎重に動くことが大事よ? リンのように油断は現金なんだからね」
「ああ。そこはわかっているよ。いつどこに強敵がいるかわかったものではないからな」
「それならいいわ。それよりやっぱりまだ旅館内に敵がいたんじゃないかしら?」
「!!」
瞬間、俺は姉さんを抱えて屋上から飛び降りてこのかを連れ去っている輩の後を追った!


◆◇―――――――――◇◆


Side ネギ・スプリングフィールド


油断した!? まさかこのかさんがもう奪われていたなんて!
すぐにアスナさんと桜咲さんと合流してへんてこなお猿の格好をした人を追った。

「やはり! 人払いの呪符です! まった
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