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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
022話 修学旅行編 1日目(01) 観光パニック!?
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払ったみたいだわ。それにしてもどうしたの、シロウ?》
《すまない。突如、まるで空間転移してきたみたいに妖怪が現れて襲われた》
《え!?》
《これはそろそろきな臭くなってきたぞ。本気で用心せねばな》
《そうね……》
《む!?》

俺は気配がした方へとすかさず弦を引いて矢を放ったが中るイメージがしなかったのでおそらく逃げられたのだろう。

《どうしたの!?》
《おそらく式使いがいたから矢を放ったのだが逃がしたようだ》
《そう。とりあえずここには主要人物は揃っているみたいだから休憩室で会いましょう》
《ああ》

俺はとりあえずもう一度周辺を確認してもう敵がいないことを確認した後、旅館の中に入っていった。
すると玄関のところで刹那がどうやら結界らしきお札を貼り付けていたので話しかけてみた。

「刹那、そちらは無事だったようだな」
「はい。それより妖怪に襲われたと聞きましたが大丈夫でしたか?」
「大丈夫だ。それより援護にいけずにすまなかった」
「構いませんよ」
「それとどうやらすでに旅館内に潜伏していたようだな。先ほどここの従業員らしい服装の女を確認したが取り逃がしてしまった」
「呪符使いの女、ですか……厄介ですね」
「そうだな。それより姉さんやネギ君達が来たようだから作戦会議といこうか」



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