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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
022話 修学旅行編 1日目(01) 観光パニック!?
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んだけれど本題に移るとしましょうか」
「ええ。その前に……そこに隠れているのは誰だ!?」
「あ、セツナ! 待ちなさい!」

イリヤさんが何かを言っているようだが殺気を感じた私はすかさず夕凪を取り出して構えをし、


―――神鳴流奥義!斬岩剣!!


逃げようとしたので眼前の岩ごと切り裂いた! そしてすかさず相手に詰め寄り取り押さえようとしたが夕凪を弾かれた!?
だが、問題はない! エモノ無しでもこの程度なら容易い!
そして捕まえたのはいいのだが、その相手はなぜかネギ先生だった。

「あ、あれ?」
「だから待ってっていったのに……余裕が無さ過ぎよ、セツナ?」

後ろからタオルを巻いたイリヤさんが呆れた顔をしていた。
そこで冷静になってすぐに私もタオルを巻いて、

「やいやい! 桜咲刹那! やっぱりお前も関西呪術協会の刺客だったんだな!?」
「それは勘違いもいいとこよ、カモミール。セツナは私達の仲間よ」
「え? そ、そうなんですか、イリヤさん?」
「ええ。でも警戒していたとはいえ覗きなんてするものではないわよ、ネギ」
「あ! そ、そんなつもりは……!」

誤解はイリヤさんがいたためすぐに解けたが、なるほど……ネギ先生は私を刺客だと勘違いしていたのか。

「それよりカモミール? また早とちりしたのね? なにかあったら私かシロウに相談しろっていっておいたわよね? お仕置きかしらね……?」
「ひぃぃぃ!? 蒲焼だけは許してくだせぇ!」
「それは先延ばしして、それより士郎さんは今はなにをしていますか?」
「外からの侵入者の警備で屋上に陣取っているわ」
「そうですか」

「きゃ―――!?」
「いや―――ん!!」

よかった。と言おうとした瞬間、脱衣場でお嬢様達の悲鳴が聞こえてきた!
まさか今度こそ敵か!?


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮士郎


む? なにやら風呂場のほうが騒がしいな……まさか!?
その時、姉さんから念話が聞こえてきて、

《シロウ! 緊急事態よ、コノカ達が脱衣場でなにか猿の大群に襲われているわ!》
《脱衣場……俺は、どうすればいい?》
《っ! そうね、それじゃその場からコノカ達の体を見ないようにすべての猿を射抜いて!》
《了解した》

それで俺は弓を構えようとしたが、いきなり不穏な気配を感じてその場から横に飛んで魔力弾が飛んできた方へと即座に見やるとそこには数体の鴉の人型の妖怪が俺の行く手を塞いでいた。

「ちっ!? 邪魔だ!」

俺はすかさず干将・莫耶を投影して瞬動ですぐに敵に肉薄して切り払った!
だがこれで足止めは成功されてしまった!

《姉さん! そちらは大丈夫か!?》
《ええ。なんとかセツナがすべて切り
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