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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
022話 修学旅行編 1日目(01) 観光パニック!?
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(すまん、お札のほうは気づかれないように破壊したが術者本人はお札が破壊されたことによって用心したようでうまく隠れたようだな。だからもう車両内では仕掛けては来ないだろう。だが、これで妨害工作はしてくるのは確定と考えて行動した方がいいだろう)
(はい。まだ修学旅行は始まったばかりですから用心します)
(それで多分気づかれてはいないようだから、これから俺はもう少し傍観することにする。刹那は顔を知られているが俺はまだ知られていないだろうからな)
(わかりました)
(ではそろそろ気取られては間抜けだろうから話はまた後にしよう)
(はい)

瞬時のやり取りで俺と刹那は会話を終了させて席に戻った。
しかしいきなり仕掛けてくるとは相当厄介な奴らだな。
とりあえず姉さんと普通の会話をしながら分割思考で念話をしていた。

《もう関西呪術協会の奴らが仕掛けてきたようだ》
《早いわね。それでどんなことがあったの?》
《呪術でカエルの大群が出現していた……》
《……は? なにそれ、それって相当なめられているって事じゃない?》
《ま、しかたがないだろう。ネギ君ではあれはなにかわかっても解除は困難だろうからな》

はぁ、行きからコレでは先が思いやられるな。
そうこうしている内に電車は京都へと到着した。


◆◇―――――――――◇◆


Side ネギ・スプリングフィールド


さっき、桜咲さんが親書を取り返してくれたんだけど、ど、どうしよう〜……カモ君が「あいつは怪しいぜ!」といって警戒している。
確かに刹那さんの足元にはシキガミっていうものが落ちてたし。
エヴァンジェリンさんに続いて桜咲さんまで敵かもしれないなんて。
と、とりあえず警戒しなくちゃ。
それで京都に着いたはいいんだけど電車から出る前にまた桜咲さんがこちらを見ていた。やっぱり敵なんだろうか……?
でもそれはそれとして京都に着いた。それから清水寺っていうでかい神社に着いて集合写真を撮影した後、士郎さんに相談しようとしたんだけど、

「これが噂の飛び降りる奴!?」
「だれか飛び降りれ!」
「では拙者が……」
「ええっ!?」

とおっ! と軽快な叫びとともに本当に楓さんが飛び降りちゃった!?
ええ!? 楓さん!!?
それであたふたしていると、すぐさま士郎さんが、

「あの阿呆めが!」

楓さんを追って飛び降りた!!?
幸い他のクラスの人達は気づいていないようだけど僕たちは急いで階段で下に降りていった。
だが、下では頭にでかいたんこぶを作った楓さんが体を震わせながら正座をして士郎さんに説教を受けていた。
……士郎さんの説教している時の笑顔がすごい怖かったのがとても印象に残りました。

「あれは、怖いね……」
「うんうん、怖い。あ
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