暁 〜小説投稿サイト〜
剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
020話 刹那の告白、そして…
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


その後、エヴァは宣言どおりわざわざ管理人室まで食事をしに来て俺の料理が相当気に入ったのかたまに寄らせてもらうぞとか姉さんに向かって言って終止姉さんは機嫌が悪かった。


◆◇―――――――――◇◆


そして次の日になって、

「皆さん、来週から僕達3−Aは京都・奈良への修学旅行にいくことになりました! もー準備は済みましたか?」
「はーい!」

俺はHRにこんなに騒いで大丈夫だろうかと内心考えていた。
大抵のものに関してはもう順応しているのかこれといって驚きはしなかったがネギ君が意外なほどに一番騒いでいるのでびっくりだ。
やはり京都に父親の家があると考えれば嬉しくもなるものか。父親か……。
しばらくしてしずな先生が教室に入ってきて学園長がネギ君と俺に用があるというので着いて行く事にした。
学園長、まだネギ君に親書を渡してなかったのか……。
それで学園長室に着いたら、学園長が京都行きは中止になるかもとか言い出したのでまた俺はハンマーを投影しようとした。
だが、高ぶる怒りをなんとか静めて話の続きを聞くことにした。
そして話の内容はだいたい昨日に聞かされたとおりのことだった。

「え? それじゃ士郎さんやイリヤさんも魔法使いだからダメって事ですか?」
「それなんじゃが、士郎君とイリヤ君は実は言うと魔法使いではないんじゃ。もっともそれに近い部類じゃがな」
「そ、そうなんですか? だってあんなにすごいことしてましたのに……」
「ネギ君の勘違いを修正すると俺と姉さんは魔法使いではなく正式には魔術師だ」
「魔術師? といいますと代表的に言いますと錬金術とかそういった方面に位置しているんですか?」
「なるほど。そういう例え方もあったんだな。まぁこの世界ではそれに近いな」
「確かにそうじゃの。だから先方には二人のことはあまり伝えておらん。
それでネギ君に頼みたいことがあるんじゃが、こちらとしてもそろそろ喧嘩はやめて西とは仲良くしたいんじゃ。だからこの親書を向こうの長に渡してほしいんじゃ。
道中で西のものに妨害を受けるかもしれんが、そこは魔法と同じで一般人にはおおっぴらに口外するものじゃないから迷惑が及ぶものじゃないじゃろ。
これはネギ君にとってなかなか大変な仕事になるが任せて大丈夫かの?」

そこでネギ君は少し考えたが、すぐに真っ直ぐな表情になって「わかりました!」といった。
やはりエヴァとの戦闘で一つ壁を越えたことによって成長が大いに見られるな。

「もちろん士郎君やイリヤ君も手助けはしてくれるから気を楽にしていってきなさい」
「はい!」


それからネギ君一人を帰らせたがまだこの部屋には客人がいるようで学園長が手を叩くと隣の部屋から刹那が入ってきた。

「学園長……なぜ修学旅行が京都
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ