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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
020話 刹那の告白、そして…
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ギ君達に話しかけることにした。

「やあ、ネギ君にアスナ、カモミール」
「あ、士郎さん! 昨日は助けてもらってありがとうございます」
「ええ。でなきゃ今頃はどうなっていたのかを想像すると怖いわ……」
「そうっすね。それより士郎の旦那! 昨日の魔法はなんだったんすか? なんか実体化していたぽかったっすけど?」
「そうだ士郎! あれはなんだったのか教えんか!」

そこで姉さんとじゃれて(?)いたエヴァが話しに割り込んできた。

「名で呼んでもらえるのは嬉しいことだ。だが教える気にはなれんな」
「ふざけるな! ほとんど無詠唱で私の魔法を防ぐほどの魔法など古今東西照らし合わせても聞いたことがないぞ!?」
「当たり前じゃない? あれはこの世界でシロウだけが持ちうる手なんだから」
「なんだと? どういう事だ?」
「これ以上は秘密よ。元とはいえ敵だった相手にあれこれ話すわけがないでしょうに」
「ぐぐっ! 衛宮イリヤ、貴様は私になにかうらみでもあるのか!?」
「そんなのはないわよ? ただ、からかいやすいだけよ。ふふふ……」
「本当に殺すぞ?」
「あら? エヴァって女、子供は殺さないのが性分じゃなかったのかしら?」
「時と場合によってだ! その中で貴様は例外中の例外だ!」
「それは嬉しいわ。あなたとは気が合いそうね」
「どこがだ!」
「二人ともそろそろ落ち着いたらどうだ? 叫びっぱなしでは疲れるぞ。特にエヴァ……」
「そうね。少し疲れたわ」
「誰のせいだと……!」
「エヴァもいちいち突っかかると精神摩り減らすから怒るのはその辺にしておけ」


ネギ達はその三人のやり取りを見ていて、

(イリヤさんってすごいですね。エヴァンジェリンさんが圧倒されています)
(そうね……かなり貴重な光景ね。でもそれの仲介に入れる士郎さんもとんでもないと思うのは私だけ?)

「そういえばエヴァってネギのお父さんのナギ・スプリングフィールドっていう人が好きだったらしいわね♪」

俺は必死にエヴァを宥めていたのだが姉さんのその一言によって、盛大に時が止まったよ。
そしてエヴァは顔をものすごく赤くしてなぜかネギ君の方を睨んだ。

「ぼーやぁぁあ? やはり貴様、私の夢を……しかももっとも厄介な奴に!」
「ひぃ!? ぼ、僕はイリヤさんには話してませんよ!」
「それじゃなんで知っている!?」
「それはねぇ……」

俺は姉さんが次になにをいうのかが鮮明に脳裏をよぎり、学園長に目を瞑って冥福を送った。
そしてやはりエヴァはキレて学園長をぼこるとか口走っていた。
さて、どう落ち着かせようか?
だが少しばかり暴れた後、椅子に座り込んで目じりに涙を溜めながらエヴァは「もう奴は10年前に死んだ」といった。
確かに俺達も学園長には
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