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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
019話 新学期、対真祖編(06) 対決!そして決着
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は俺はチャチャゼロとの戦闘とその後の処理を考慮して一度部屋に帰った後、見回りをしていよう。それで、姉さんと楓はどうするんだ? 二人ともどこか気づかれないところで観戦していようという魂胆だと思うのだが」
「ニンニン♪ そんなことはござらんよ?」
「そうね。余計な揉め事には巻き込まれたくないし」

二人はそんなことを言っているが顔がにやけている時点で説得力は皆無である。
まあ、遠坂と違ってここぞというミスはしないだろうから大丈夫だと思うが。





そして時は午後八時を過ぎた瞬間、一斉にすべてのものが明かりを消して暗黒がすべてを包み込んだ。
それと同時に巨大な魔力の波動がびしびしと伝わってきて気づいたときには俺の前にはチャチャゼロが立ちふさがっていた。
その手には小回りが効く鋭利なナイフ二刀が握られていてその凶悪な表情も相まって一般人が見たら即気絶物だろう。

「やあ、チャチャゼロ。これはまた物騒なものをもっているではないか?」
「ケケケ、コノ時ヲ待ッテタゼ。シカシソレガオ前ノ戦闘姿カ。中々ジャネエカ? ダガ、得物ガナイガ、マサカ徒手空拳デ戦ウツモリナノカ?」
「それこそまさかだ。―――投影開始(トレース・オン)

俺はもう何回も言いなれた言葉を唱えて両手に夫婦剣、干将莫耶を投影して身体も強化して自然体に腕をダランと垂らせてわざと隙を作り出し戦闘準備を終えた。

「オ?」

チャチャゼロは俺の考えに気づいたのか神妙な面持ちでこちらを見ている。変わっている感じはしないがな……。

「面白イ構エダナ? マルデ隙ダラケノヨウニ見セテイルヨウダナ」
「む。やはりエヴァの最初の従者なだけあり俺の戦法を瞬時に見抜いたか。だが、それも些細なことだ」
「マ、ソウダナ。ドンナ事ガアロウト突破シテキタ。ダカラソンナ事ハ関係ネエ。ソレニ御主人ニハ足止メトイワレテイルガ殺スナトハ命令サレテイネェ……本気でイカセテモラウゼ!」
「ふむ、ではもうネギ君とエヴァとの戦闘は始まっているということか。では早期決戦といこうではないか、チャチャゼロ?」
「ヘッ! イウナ衛宮、ジャ精々死ナネェヨウニ頑張ルコッタ! イクゼ!!」

その言葉を区切りにチャチャゼロは飛び掛ってきた。やはりエヴァからの魔力供給は素晴らしいものがあり相当のスピードだ。だが、



解析開始。状況分析。
対象、エヴァンジェリン.・A・K・マクダゥエルの『魔法使いの従者(ミニステル・マギ)』。チャチャゼロ。
チャチャゼロの持つ得物―――二本の鋭利なナイフ。凶悪な形をしているが神秘は込められていなくただ切り刻むことを重点に置かれたもの。
よって、対象の戦闘思考は自身の小柄な体系を活かしたスピード戦を重視されると判定。
こちらの迎撃手段、他数該当あり
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