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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
018話 新学期、対真祖編(05) 麻帆良の森での出会い
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ネギ君はアスナの制止の声も耳に入ってないらしくHRもしないで家庭訪問にいったらしい。
しかたがなく俺が点呼を取ったがまさか一人で相手をしにいったのか?
それでHR後にカモミールが俺の肩に乗ってきて念話で話しかけてきた。

(なあなあ、士郎の旦那?)
(なんだ、カモミール?)
(なぜか昨日から兄貴が元気すぎていて逆に不気味なんだがなにかあったんすか?)
(さあ? ただ前向きな姿勢になったのはいいことではないか?)
(まあ、そうなんすけど……)
(そう心配するな。俺も今日は予定が済み次第で姉さんとともにエヴァの家に行ってみようと思っているからな。
カモミールはその間、アスナとともにクラスのみんなにはネギ君がいないのはなぜかとか聞かれたら誤魔化しでもなんでもしておいてくれ。
このクラスの連中のことだ。好奇心半分ネギ君目当て半分でエヴァの家に押し込むかもしれないから迷惑だろうしな)
(了解っす!いやぁ〜、士郎の旦那は話がわかるぜ)
(褒めてもなにもやらんぞ?)

そしてカモミールとの会話を終了し、今日の予定の受け持ちの授業も終わらせた後、姉さんと合流してエヴァが住んでいるという家に向かっている途中で茶々丸と会った。

「あら、茶々丸さん。ここでなにをしていたの?」
「はい。マスターは風邪のほかに花粉症も患っていまして、ちょうど薬を切らしていましたのでツテのある病院まで薬を取りに行っていた帰りです」
「……エヴァは、ほんとうに吸血鬼なのか?」
「そうね。真祖とはまるで思えないわ」
「それはしかたがありません。マスターは登校地獄という呪いで普段は本当に10歳の少女となんら変わりませんから」
「そうなのか。しかし、登校地獄なんて……名前からしてふざけている魔法だな」
「まったくね」
「それより衛宮先生。この間はありがとうございました。おかげで場を脱出することができましたから」
「なにをいう。それならむしろネギ君にお礼をいうべきだぞ?」
「そうですね。そうします」
「それでいい」

それから三人で会話をしながらエヴァの家に着いたのだがログハウスとは珍しいな。
そんなことを思っているとエヴァの怒号の叫び声とネギ君の謝罪が入った声が聞こえてきて、

「あ、マスターが元気に……よかったです」
「いや、なにか論点がずれていないか?」
「まったくね」

とりあえず茶々丸に続いて家の中に入ってみると、所狭しとファンシーな人形などが並べられていて趣味がわかるようなものだった。
そしてそこではネギ君とエヴァが子供の喧嘩のようなやり取りを繰り広げていた。

「む? 茶々丸、帰ってきたか、って何故約二名余計な奴らがいるんだ!?」
「はい。近くで会いましたので衛宮先生も用があったらしいのでお連れしました」
「ち
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