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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
017話 新学期、対真祖編(04) ネギとアスナの奇襲
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コ達にエサを……」
「! やっぱり駄目―!! 戻ってきて―――!!」

そして僕の言うとおりに魔法の射手(サギタ・マギカ)は戻ってきましたけど思ったより威力が高かったので受けたら僕でも……でも、茶々丸さんが傷つくよりは……
そんなことを矢が迫ってきている中考えていると突然目の前に巨大な岩のような剣が降ってきました。


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮士郎


なにやら胸騒ぎがしたので俺は急いでネギ君を探していると近くで戦闘が行われているらしくいつもより多大な魔力反応がしたのでそこに急行したら、そこではネギ君とアスナ、そして茶々丸が戦闘を行っていた。
っ! あれほど戦うときは相談しろといっておいたのに! 俺はネギ君が魔法を放った瞬間、あの魔力量では茶々丸の体が壊れてしまうと判断しすべて打ち抜こうとしたが、ネギ君は突然魔法を反転させて自分のほうに仕向けた。
やはり。
ネギ君はこんなことをする子ではないと判断し安堵して、即座にこの状況を作り出した元凶を後でのめす方針で、手早く心象世界から彼の大英雄ヘラクレスが使っていた斧剣を投影してネギ君の前に落とした。
そして魔法の矢はすべて斧剣の前にぶつかり消滅した。
少し驚いていたがどうやら茶々丸も撤退したようだ。

「な、な……なんだこりゃ?」
「ネギ大丈夫!?」
「は、はい。無事です……」
「それならよかった」

三人が呆気に取られている中、俺は後ろに立って話しかけた。

「し、士郎さん!?」
「え!? じゃこのゴツゴツした巨大な剣は士郎さんが!」
「ああ。投影、解除(トレース・カット)……」

俺は即座に無銘・斧剣を消して無言でネギ君の頭に手を伸ばした。

「ご、ごめんなさッ……!」
「無事でよかった……」
「え……?」
「もう少し遅ければネギ君は自分の魔法を受けることになった。最初戦闘を見たときは正直落胆したんだ。まさかこんな手を使うとは思っていなかったのでな。だが、ネギ君はやっぱりこんなことはいけないことと判断して魔法の矢を反転させたのだろう?」
「……はい、やっぱりどんなことがあっても僕の生徒ですから」
「その答えが聞ければ十分だ。大丈夫、ネギ君はまだ道は誤っていない。……それで、だ。まだネギ君の決心がついていなかったというのに茶々丸にネギ君とアスナを嗾けたのはどこのどいつかね?」
「それはこのエロカモ、って……あれ? いないわ」
「逃がすと思うか? 投影開始(トレース・オン)!」

俺はすかさず逃げようとしていたカモミールの四方八方に黒鍵を打ち込み逃げ場を封じた。

「ひぃ!? お助け!」
「やはり貴様か、カモミール?」

それからカモミールをこっぴどくしかった。だが懲りていないようで、



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