暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
EPISODE22『防人の歌』
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所詮はケモノと 変わらぬのか?錆に折れゆくのか?迷い惑い尽きぬ日々よ されど!今は!外道に哀の一閃をぉぉ!悪行即瞬殺…」
翼の猛攻に、剣殺しは遂に砕ける。
「どういうこと!?あなたの武器はこの剣殺しで確実に封じることが出来るはず!?」
「この身が剣?違う。この身は未来へ向かって羽ばたくもの。翼だ!剣殺しでは、この翼を折ることは出来ない!」
剣殺しはありとあらゆる剣を破壊出来る。しかし、それは剣の持ち手が剣と認識したものだけである。剣では無く、翼と例えることで、剣殺しは機能しなくなる。
「♪今の 我に 何も斬れぬものは無いぃ!悪行即瞬殺…餓狼の光る牙は自らをも 壊し 滅す 諸刃のよう ただ生きとし生けるものならば 過去だって 飛び立てる!」
翼はファラを上空に打ち上げる。
「♪剣は剣としか呼べぬのか?違う!友は 翼と呼ぶ!我〜が〜 名〜は〜 夢を羽撃く者也!」
翼は炎を纏いながら回転し、上昇。そのエネルギーで切り裂く必殺技、羅刹・零ノ型を放ち、ファラの躯体に大きな損傷を与える。
「ふふふ、しっかり聴かせてもらったわ。ダインスレイフの呪われた旋律。これであと一つね。」
ファラは笑う。そして、剣殺しを掴んで、それを要石に投げて要石は砕けちる。
「しまった!?」
ファラは全ての目的を達成し、笑顔を見せていた。
防人の歌
次回予告
呪われた旋律の意味。最後の一つが遂に整う。そして、禁断が解放される。次回『英雄の凱旋』
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