暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
EPISODE22『防人の歌』
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ていました。」
エルフナインはクリス達に詳しく説明する。
「なるほど。ヤントラ・サルヴァスパは、確かに我々の施設、深淵の竜宮に保管してある。そちらは俺とクリス君で対応しよう。」
「私達も行くデス!」
「うん。」
弦十郎の言葉を聞き、切歌と調も同行の意思をみせる。
「済みません。私…」
響が悩むように言うと、
「未来君から話は聞いている。お父さんとの話、上手く行くといいな。」
弦十郎はサポートするように言う。
「ありがとうございます。」
「そうと決まれば、すぐに行くぞ!」
弦十郎の指示によって、クリス達は移動を開始する。

「ここが翼の家ね。」
マリアは言う。
「私にとっては、あまり良い所ではないがな。」
翼は俯くように言う。
「何があったのか分からないけれど、行くわよ。」
マリアの発言もあり、翼は門をくぐり風鳴邸に入る。
「風鳴翼、只今到着いたしました。」
翼は父親である八紘に余所余所しい態度をみせる。
「ふん、随分と早く到着だな。部屋はそのままにしてある。好きにしろ。」
八紘は冷たく言うと、そのまま去ってしまう。
「何なの!?あれが父親の態度!?」
マリアは怒る。しかし、
「マリア、その話は私の部屋でしよう。」
翼はマリアを宥めて部屋に案内する。
「ここだ。」
翼は扉を開ける。すると、そこは家探しされた跡のようになっていた。
「翼、何か盗まれたものはない!?」
マリアは慌てる。すると、
「あの男、本当に私が出て行った時のままにしていたのか。」
翼は私物の埃を払いながら言う。
「じゃあ…」
「ああ。私が片付けていないだけだ。」
翼はアルバムを片付けながら言う。
「それより、さっき翼は父親のことをあの男って言っていたけど、どういうこと?」
マリアは率直な疑問をぶつける。
「その事は、いずれ話そうと思っていた。私とあの男は、直接的な親子関係は無い。私の本当の父親は、あの男の父親だ。血縁上は、あの男は私の父では無く、私の兄に当たる。」
「えっ…」
翼から話される真実にマリアは唖然とする。
「私の血縁上の父、風鳴訃堂は護国を考え、自身の血を濃く遺すことを考え、あの男の妻に自分の種を仕込み、そうして生まれたのが私だ。」
「なんて外道だ!」
マリアは怒る。しかし、そんなマリアの怒りも突如として起きた轟音で冷める。
「行くぞ、マリア。」
「…ええ。」
マリアは、平然としている翼に驚きつつも二人で外へ出る。
「あら?あの時以来ね?」
「違う所は、僕が同伴していることか。」
外にはファラと、雅の変身したアナザーアギトがいた。
「行くぞ、マリア!」
翼とマリアはギアを纏う。
「ファラ、マリアはこちらで引き受ける。ファラは翼を頼む。」
「ええ。任せてちょうだい?」
アナザ
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