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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
015話 新学期、対真祖編(02) パートナー探し
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時の映像も残されているのだろう?」
「はい。刹那さんとともに西の刺客が送り込んできた妖怪を掃討しているときの映像ですが、見ますか?」
「桜咲刹那と、か?」
「はい。刹那さんは一般のクラスの生徒たちより衛宮先生とよく喋っているようです」
「ふむ、奴がな。……まあ詳細は映像の後でもいい。見せろ」
「はい。では映像を再生します」

そして茶々丸の設置した撮影機で撮影した映像を見させてもらったが……驚愕の一言に尽きるな。
桜咲刹那は信頼しているようで一体ずつ確実に妖怪を倒していっているが竜宮真名でさえスナイパーライフルのスコープ越しでも2キロがやっとだというのに、衛宮士郎は裸眼でしかも洋弓で黒塗りの矢を手に呼び出し(マジック・アイテムなのか?)秒単位での射撃をし続けてそれは確実にすべて貫いている。
そして最後の一体を桜咲刹那が葬り刀を納めた瞬間、あたりの周囲に妖気が立ち込めて巨大な妖怪が姿を現して襲い掛かってやられたかと思ったが、それを先日に見たあの黒鍵を矢として放ち妖怪は剣を中心に燃え上がり還るのではなく“消滅”してしまった。
すると衛宮士郎が突如カメラのほうに向いたと思ったら3キロ以上も離れていたというのに一瞬でカメラは射ち抜かれてそこで映像は終了した。
馬鹿な!? この時間は夜で月も隠れていたんだぞ! それなのに気づいただけでなく破壊するなんて……魔眼持ちの化け物か?

「オオー!? イイ燃エップリダナ! 久シブリニイイモン見タゼ! 焼キ殺スナンテナァ……ケケケ、ゴシュジン、出来ルナラアイツト戦ッテミテエゼ!」
「お前が興味を持ったか。なら相当の奴だということは確実だな。ふふふ、本当に楽しくなってきたな」
「楽しそうですね、マスター」
「まあな。ぼうやより歯ごたえは有りそうだしな。では、さっさと食事をしていくとしようか、茶々丸」
「はい、マスター」


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮士郎


ううむ、やはり案の定ときたか。ネギ君は昨日のこともあり意気消沈気味だ。
それを好機とみたのかエヴァンジェリンは登校はしているらしいが教室にはいない。
絡繰が言うにはサボタージュらしい。……と、いうか普通に話しかけられて逆の意味で驚いた。

「ネギ君、大丈夫かね?」
「あ。おはようございます、士郎さん……」

重症だな……ふらふらとしながら教壇へと歩いていったが倒れなければいいが。
そこに絡繰が話しかけてきて、

「おはようございます、衛宮先生。ネギ先生にも伝えましたがマスターは―――……」
「聞いていたから大丈夫だ、絡繰。それより昼間はしかけないのだな?」
「はい。そういうことはマスターは嫌いますから」
「ふむ。それはプライドの問題か」
「おそらくは……それでは」
「ああ。引
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