012話 脱出!このかの異変?
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ないな。
なにかきっかけがあればいいのだが。まあまだ時間は十分にある。喧嘩ではないがいつかは正面きって話し合える仲になってもらいたいものだ。
◆◇―――――――――◇◆
Side ネギ・スプリングフィールド
なぜ士郎さんがあの場所に駆けつけてくれたのかはわかりませんが士郎さんのおかげでこのかさんが助かったんですからよかったです。
ですが士郎さんとは別にもう一人だれかいたような気がしたのは気のせいでしょうか?
士郎さんが戻ってきたら聞いてみることにしましょう。
そう考えているとエレベーターが上がってくる音がしてそこから士郎さんが出てきました。
「士郎さん! 大丈夫でしたか?」
「ああ、ネギ君か。大丈夫だ、あの石像は地の底に落としておいたからな」
「そ、そうですか……」
それにしてもこれが士郎さんの戦闘姿……イリヤさんのときも感じたのですが士郎さんが着ると別格なほどにすごい力を感じます。
「さて、この件はテストが近いので今は放置しておきたいが、やはり釘をさしておくとしよう。怒りはしないがまずはみんなに心配をかけないようにすることだ。クラスの者たちはたいそう心配していたからな」
「ごめんなさい士郎さん……」
「謝るアルヨ」
「すみませんでした」
「ごめんなさいです」
「反省するでござる」
みなさんは次々と謝っています。僕も反省しなきゃ。
それを聞いて士郎さんも許してくれたのか笑みを浮かべていた。
「あ、あんな……士郎さん?」
「ん? どうした、このか?」
「さっきな……ウチを助けてくれてありがとうな。ウチ、あのときほんまにもうダメかと思うたんやけど士郎さんのおかげで傷もあらへん…」
「そうか……それはよかった」
士郎さんは条件反射なのでしょうか? とても優しい笑みを浮かべてこのかさんの頭をくしゃくしゃとなでていました。
それでこのかさんも顔を赤くしていました。あんな姿は初めて見ます。
(ねえねえ、アスナさん?)
(なに、ネギ?)
(あんなこのかさんは初めてみるんですけど?)
(……実は私もよ。士郎さんのあれはかっこよかったからもしかしたら、かもね?)
(なにがもしかしたらですか? 僕はよくわかりません)
(やっぱりまだお子様ね)
(む! なんか馬鹿にされた気がします)
(気のせいよ。それよりイリヤさんの様子がおかしい―――……ひっ!?)
アスナさんがなにか言いかけたところで突然悲鳴をあげて、それでイリヤさんを見るとなにか黒い空気が膨れあがっていました。正直言って怖いです。
「シ・ロ・ウ? またなのね?」
「ん?なにがだ……って、なにか怖いのですが姉さん?」
「ふふふ……これは後でお仕置きね?」
「な、なんでさ!?」
……なに
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