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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
011話 ゴーレムとフードの男
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うのか!?」
「はぃぃ……」
「そうか…………とりあえず二人は今日はひとまず帰って休んでくれ。俺は明日みんなに事情を知らせたらすぐ姉さん達を探しにいこうと思う」
「……わかりました」

二人を帰らせた後、

まったくなにをしているんだ、姉さんは?
いや、姉さんだからか?久しぶりに遊び心が出たのかもしれない。
しかし魔法を使うなとネギ君にいった矢先にこれでは信用がなくなるぞ、アスナ?
ネギ君は事情も話さず連れていったって言うし……。



そして翌日、


「……と、いうわけで俺は授業が終わり次第探しに行ってくる。
だからみんなは今いないもの達のことを聞かれても決して喋るんじゃないぞ?
ネギ君のクビもかかっているのだからな。その間、しっかり勉強をしているんだ。では以上でHRを終了とする」

用件だけをすばやく伝えて俺はそうそうに寮へと戻り、まだ昼間だが黒いボディーアーマーを着て、赤い聖骸布によって編まれた外套を纏って外にでると、

「刹那?」
「士郎さん、私も着いていってよろしいでしょうか?」
「別に構わないが、授業はどうした?」
「学園長に無理を言って早退してきました」
「そうか。で、早退の理由はこの間の鍛練時に聞いたこのかの事か?」
「……はい」
「わかった。なら俺は止めないさ。幸い明日は休みだ。地道に探して行こう」
「は、はい!」
「では図書館島に急ぐぞ!」
「わかりました!」

そして俺と刹那は一直線に木々を抜けながら目的地まで向かっていった。
着いた場所はこれはすごいというばかりの建造物が立っていた。

「刹那、道案内できるか?」
「いえ、私もここに来たのは初めてですので……」
「そうか。なら俺のそばから離れないことだ。いつトラップが発動するかわかったものではないからな」

それで俺と刹那は宮崎達に教えてもらった裏道から中に入っていき、そして入った瞬間その本の量に驚愕していた。

「すごいな、これは……」
「はい……」

っと、ただここで驚いていてもしかたがないな。
とりあえずは宮崎から受け取った地図を開いて現在位置を確認しながら先へと進んでいった。


◆◇―――――――――◇◆


Side 桜咲刹那


お嬢様を助けに士郎さんと図書館島内部へと入ったのですが、正直いってほんとうにこの図書館はなんなんだろうと深い悩みがグルグルと頭を回っていた。
いけない…………しっかりせねば!
何のためにここに来たのか思い出せ桜咲刹那!
私はひるんだ心に克を入れて士郎さんとともに次々と地下へと進んでいった。
ですがそこで私は士郎さんの意外な一面を見ました。

「いちいち正当な道を進んでいくのは面倒だ。一気に突っ切るぞ! |投影開始《トレース
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