010話 図書館島へいこう!
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、それをバカレンジャーがものの見事に最下位に落とし込んでいるところがある。
そして本頭に至るわけだが、
「ネギ君、大丈夫かね? すごく顔が青いが……」
「はっ! な、なんですか士郎さん?」
「……気を失っていたのか」
「そ、それよりどうしましょう士郎さん!?」
「どうしようもなにもここは頑張るしかないだろう?」
「そ、そうですよねー……あ、そうだ」
「ん? どうしたんだ?」
「はい。三日間だけ頭が良くなる禁断の魔法があったんです。副作用で一ヶ月ほどパーになるけどいたし方ありません。ラス・テル・マ・スキル・マギステル……」
「ば、やめない――――……」
俺がネギ君を止めようとしたがそこにアスナの鉄拳が飛んできてそのままネギ君を連れて出て行ってしまった。
とりあえず俺も追うことにした。すると階段の折り返し部分に二人がいたので、
「……アスナ、助かった。あのままでは恐ろしいことになっていたかもしれない」
「ほんとですよ。まったくこの馬鹿ネギは」
「ネギ君、なんでも魔法に頼ろうとするのはよくないぞ? それではインチキをすることと同義になってしまうからな」
「そうよ、ネギ? 私だってあれから色々頑張っているんだから。それに、そんな中途半端な気持ちで先生されても教えられる生徒も迷惑だわ」
「!! そ、そうですよね……なんでも魔法に頼るのはよくありませんよね。すみませんでした士郎さん、アスナさん」
「いや、わかってくれればいいんだ。だから期末までまだ時間はあるのだからみっちり勉強を教えてあげればいい。俺もわずかばかりだが力になろう」
授業が終了したその後、俺は学園長に頼まれていた修理品を直していた。
ちなみにネギ君達はアスナ達馬鹿レンジャーを中心に居残りで勉強を教えているらしい。
それで今日中に修理できるものを終わらせた後、管理人室に帰ってみると珍しくいつも俺より遅く帰ってくる姉さんが部屋にいた。
◆◇―――――――――◇◆
Side 衛宮イリヤ
「あら? シロウお帰りなさい」
「ただいま姉さん。今日は早かったようだな」
「ええ(ふう、今日はシロウが帰ってくる前に帰ってくることができたわ)」
「それで? まだ俺にはなにをしているのか教えてくれないのか?」
「ごめんね、シロウ。でももう少し待って。そのときが来たらちゃんと教えてあげるから。ふふふ……」
「なあ? 俺の第六感が珍しく危険を知らせているんだが気のせいか?」
「気のせいよ」
「そうか? ならいいんだが無茶だけはしないでくれよ?姉さんが傷つく姿を俺は見たくないから」
「わかっているわ。心配してくれてありがとね、シロウ。でも、それはシロウも同じことなんだからね?」
「うっ!? わ、わかっているさ」
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