010話 図書館島へいこう!
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れているのは、このかのトンカチの数十倍はあるもうハンマーと呼んでもおかしくないもの。
これを使えばたとえ学園長とて……フフフ。
「……シロウクン? ソノキョダイナハンマーハナニカノ?」
「どうしたんですか学園長? 口調が片言ですよ? ただこのかのトンカチに技術や経験を追加しただけですよ?
いや、しかし久しぶりにいいものを作りましたよ。
それとご安心を。アダマンタイト(偽)使用ですが致命傷を負わないという概念武装はしっかりと残っていますから、本気で叩きつけたとしてもせいぜい気絶程度でしょう?
……さて、覚悟はできたかね学園長?」
「ヒィィィィイイイイイイッ!!!???」
俺はそれを振りかぶり勢いをつけながら学園長に振り下ろした。
だが、俺は当たる寸前で動作を停止した。
そしてハンマーは霧のように消えていった。
「……へ?」
「今のは冗談ですよ。ですが度が過ぎれば今度はほんとうに打ち下ろすことを約束しましょう」
「う、うむ……気をつけよう」
「では、手紙をネギ君に渡しにいきますのでこれで失礼します」
顔を青くしている学園長を尻目に俺は学園長室を出て行った。
今の俺の顔は実にいい仕事をしたといった表情をしていたことだろう。
その後、廊下を歩いていたネギ君に手紙を渡した。
ネギ君に試練内容と一応癪だが伝えただけだ。
すると手紙を開く前にあわてたのか、
「さ、最終課題!? も、もしかして悪のドラゴン退治とか? あるいは攻撃魔法を200個習得!?」
「攻撃魔法はともかくドラゴン退治はまずありえんだろう? ……倒せんこともないがな」
「そ、そうですよねぇ〜……って、士郎さんドラゴン倒せるんですか!?」
「さあどうだかな? それより早く手紙の中身を確認したらどうかね?」
「は、はい……」
さて、内容は知っているのだが手紙の内容がついつい気になってしまうな。
自然を装って見てみるか。
だが、俺は読むべきではなかったかもしれない。
だって内容が、
『ネギ君へ
次の期末試験で、
2−Aが最下位脱出できたら
正式な先生にしてあげるヨン?
コノエモンより』
……学園長、そうとう死に急ぎたいらしいな?
なんだ、後半のこのふざけた文章は?
やはり今度こそ闇討ちをしてやろうか?検討すべきだな。
「な、なぁーんだ。簡単そうじゃないですかー……」
「……ネギ君、俺からの忠告だ」
「はい?」
安心しているところ水をさすのも悪いと思ったがやはりこれだけは言っておかなければならないことだ。
「うちのクラスを、甘く見ないことだ。色々な意味で」
「……え? どういうことですか?」
「まあ分からないなら今は構わない。おのずとその意味を
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