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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
009話 怒路暴琉(ドッチボール)
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けどあんなに豪勢だったのにカロリー計算もしっかりしてあったらしいね。朝倉の撮影したものを見せてもらったけどいまだにどこに手を加えたかわからないしね」
「うそ! あれで!?」
「そうみたい……」
「興味あるね……あ、それより話は戻ってネギ君だけど士郎さんとは違ってまだネギ先生は子供やし、うちら来年受験だけど大丈夫かな?」
「そこはほら、ここは大学までエスカレーター式だから大丈夫じゃない?」
「でもやっぱり10歳だし士郎先生や高畑先生とは違って相談しにくいよね」
「逆に相談に乗ってあげちゃおうか?」
「経験豊富なお姉サマとしてー? あ!?」

そこでまき絵は変なほうにボールを飛ばしてしまい拾いにいったらそこには何名かの制服が違う生徒が立っていた。

「あ、あなたたちは!?」


Interlude out──



◆◇―――――――――◇◆


Side ネギ・スプリングフィールド


「ネギ先生」
「あ、しずな先生」
「最近の授業の調子はいかがですか?」
「うーん……まだまだですよ。士郎さんに助けてもらってなんとか頑張っていますから」

うん、自分で言っていてちょっとだけ情けないよね。
実際士郎さんには何度も助けてもらったことがあるし。
そんなことを考えてるとまき絵さんと亜子さんが傷だらけで職員室に駆け込んできた。

「ネギ先生助けてぇ…!」
「校内で暴行されて……」
「見てよこの傷…!」
「えっ!? 誰ですかそんなひどいことをする人たちは!」

早く向かわなきゃ!
まだ裕奈さんとアキラさんが残っているっていうし。


◆◇―――――――――◇◆


Side 衛宮士郎


俺は今タカミチさんと一緒に修理用品を運んでいた。

「いや、すみませんでした。手伝ってもらってしまって……」
「ハハッ。構わないよ。それより最近のネギ君の調子はどうだい?」
「はい、最近はやっと慣れてきたのか頑張ってますよ。アスナとも仲はよくなってきてますしね」
「そうか。それより士郎君? いつからアスナ君の呼び方を変えたんだい?」
「あー……それはなんというか神楽坂や近衛に他人行儀みたいと言われてしまって、それで最近は何名かは名前で呼ぶようになってきたんですよ」
「ふふ、士郎君も慕われるようになってきたね」
「姉さんのおかげでもありますけどね。自分の生徒なんだからできるだけ名前で呼んであげなさいと言われてしまって」
「そうなのかい? そういえば最近イリヤ君は見かけないけどなにをしているかわかるかい?」
「それはこっちも聞きたいところですね。よく学園長と話をしているらしいんですが内容はうまくごまかされてしまいまして……あの学園長にあの姉さんだからなにか裏でしているかもと思う
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