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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
008話 夜空を照らす剣製の弓
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んとによかったんですか? 襲いかかられてとはいえ撃退してしまって」
「なに、構わないよ。あんなことはこの学園じゃ日常茶判事だからね」
「なら構いませんけど」

この学園は荒れているのかいないのかわからないな。
広すぎる分指導が大変そうだ。

「タカミチー、士郎さーん!」

ん? あれはネギ君に神楽坂、近衛、古菲か。

「どうしたんだ、みんなして」
「士郎さんはタカミチと一緒になにしているんですか?」
「広域指導員の仕事だよ、ネギ君。学園長に頼まれたものでな」
「そうなんですか」
「士郎先生、中国拳法を使てたアルけどどれくらいできるアルか?」
「よく気づいたな古菲。まあたしなみ程度にはできるくらいだ。
基本技は大体できるが上級になってくると俺には才能はなかったらしく会得は困難だから一時期だけだったこともあり諦めた。
その代わりとはいってもいいが様々な武術と併用させて活用させてもらっている。
たとえば先ほど見てたのならわかると思うが剣道などにな」
「なるほどネ。つまりいろんなところから足りない部分を補ってきてるアルね?」
「そういうことだ」
「興味がでたネ。士郎先生、いつか手合わせ願いたいアルよ」
「暇があったらな。今は1人鍛錬に付き合ってるものがいるのでな」
「そうアルか?」
「ああ、名前はあえて控えさせてもらうよ」
「残念アル……」
「まあそう落ち込むな。それはともかく四人とも遅くならないうちに帰るんだぞ?」

俺の言葉に「はーい!」といって帰っていったことを確認してその後もいくつか回った後、
俺も寮に帰ってきた。

「ただいま。姉さんいるか?」
「あ、シロウ? おかえりなさい。最近はネギの様子はどう?」
「今のところは安定しているようだ」
「そうなの? この間のお風呂の件もあって内心は心配していたんだけどね」
「お風呂の件……?」

なんのことか聞いてみたところ、ネギ君がお風呂嫌いで神楽坂が水着を着用して無理やり連れて行ってそこでまた魔法を使って一騒動あったらしい。
その内容はさすがに教えてくれなかったがまたすごいことはしたんだろうと考えていた。

「ああ、それと前に学園長がいっていた警備員の仕事だが今夜から参加することになるそうだ」
「ふ〜ん? そうなんだー。この学園もほんとうに物騒ね。魔法の隠匿はどうなるのかしら?」
「その辺は心配ないらしい。結局相手もこちらの世界のものらしいからな。それにすべて幻想種まかせらしい」
「そうなんだ。めんどうくさいわね。一気に大本を叩けばそれで終わっちゃうのにね」
「それはダメだろ。聞いたがここ関東魔法協会の学園長と西の関西呪術協会の長である近衛詠春は親類関係にあたるらしい。
そして名前どおり近衛木乃香の親だそうだ。だからむやみや
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