第1章:出会い
第03話 『再起』
[5/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
、洸夜は尋ねた。
「うん! じゃあコード出して。読み取るから」
言われた通りに、コードを出した画面を提示する。
「登録完了……っと。追加しといてね!」
そう言われた直後、『今井リサ』と表示された後に、スタンプが送られてくる。
「……追加したぞ」
「うん。これで洸夜を遊びに誘えるね!」
あ、と言ってリサは友希那に言った。
「友希那も、連絡先教えてもらったら?」
「そうね。どうせだから交換しましょ」
「……はいはい」
こうして洸夜は、序でに友希那とも連絡先を交換した。
そして、携帯の画面に表示されている時計を確認してから言った。
「もういい時間だし、俺は帰る」
「ほんとだ。もうこんな時間。友希那、私達も帰ろう」
「そうね」
3人は席を立つと、カフェを後にした。
「で、俺はこっちなんだが」
「あ、アタシ達もおんなじ方向だよ」
「そうなのか」
洸夜は、そう言って歩いて行く。
「あ、なんなら送ってってくれても良いんだよ?」
リサにそう言われた洸夜は、盛大にズッコケた。何もないところで。
「ちょ、洸夜?! 大丈夫?」
「大丈夫……な訳ない……」
洸夜は、立ち上がると埃を払った。
そんな彼を見て、友希那は笑いを堪えている様子だった。
「……オイ、コラ、そこ」
洸夜は友希那へと言った。
「ごめんなさい……あまりにも可笑しくて……」
等々、笑いを堪えられなくなった友希那は、笑いを表へと出した。
それに吊られて、リサも笑い出した
「……そんなに面白かったのか、俺」
洸夜は、2人が落ち着くまで困惑していた。
「あー、面白かった。あ、ゴメンね。待たせちゃって」
「……別にいいさ」
そう言った洸夜は、微笑んだ。
その様子を見た2人は、固まっていた。
「……ん? どうかした?」
「あ……いや……」
「貴方も……そんな表情するのね」
2人はそう言った。
「……俺をなんだと思ってんだよ」
そう言った洸夜は、踵を返した。
「さて、行くぞ。それから、お前らの家は何処だ?」
「「……え?」」
「……送ってくよ。最近、この辺は物騒なんだろ?」
洸夜は尋ねた。
「そうね……お願いするわ」
「ん」
友希那の言葉に、洸夜は短く答えると、2人を家まで送るのだった???
その日の夜、紗夜は自室で今日の授業の復習をしていた。
すると、彼女の傍にある携帯電話がメッセージを受信した。
「……何かしら?」
彼女は携帯を手に取ると、メッセージを開く。
其処には、『氷川洸夜』と表示されていた。
何事だろ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ