006話 歓迎会
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が言うと冗談に聞こえませんね?)
(まあ、そうならないことを祈るよ)
(そうですね)
するとタカミチさんが少し赤い顔をしながら一人教室に戻ってきた。
なにかあったのか?
「どうしたんですか、タカミチさん?」
「いや、なんでもないよ。士郎君は気にしなくてもいいよ? ははは……」
「はあ……? 声がかわいてますがタカミチさんがそういうならもう聞きません」
「助かるよ」
なにか俺の勘がこれは触れないほうがいいなと語りかけている。
だからもうこの話は終了した。
そしてネギ君と神楽坂が教室に入ってきた瞬間、
「ようこそネギ先生―――ッ!!」
ネギ先生はいっせいにクラスの生徒たちに大声で熱烈歓迎されていた。
どうやら無事に迎え入れてもらえた感じだ。
俺と姉さんはその光景をタカミチさん達と一緒に笑っていたが、
「そして士郎先生にイリヤさんもようこそ―――ッ!!」
俺達も続いて歓迎された。む、なにやら虎の気持ちが本気で分かってきたかもしれない。
「元気があって結構なことだな」
「そうね。でもいいんじゃないかしら、こーいうのもたまには?」
「そうだな、姉さん。ではネギ君も来たことだ。もう待ちきれないのだろう?もう始めようとしよう」
その俺の声を合図にみんなはネギ君を中心に持っていき歓迎しながらも俺の作った料理を口に運び楽しんでいた。
「え? これ全部士郎さんが作ったんですか!?」
「ああ、久しぶりに満足のいくものを作らせてもらったからネギ君も神楽坂も遠慮せず食べてくれ」
「士郎先生ってなんでもできるんですねぇ」
「ほかに趣味はこれといってなかったからな。だからこんなことしかできないが楽しんでいってくれ」
「ありがとうございます士郎先生。ほんとこのガキとは大違いね」
「そ、そんなぁアスナさん…」
ネギ君は少し泣き顔だったがすぐに生徒の波に連れてかれて普段どおりになっていた。
それからネギ君はどうやら助けたらしい宮崎にお礼を言われていたり、雪広にはネギ君の顔にそっくりな銅像をもらいあたふたしていた。……いつの間にあんなものを?
そのうち、ネギ君が神楽坂になにかを握られているのかしょうがないといった顔でタカミチさんに何度か読心術を試していた。
姉さんも気づいたのか神妙な顔をしていた。ネギ君、君は魔法を隠匿する気はあるのか?
そして何度か小言で言い争いをしていきそのまま神楽坂は教室をネギ君はそれをあわてて追っていった。
なにか妙だと思っていたが理由がなんとなく見当がついた俺は姉さんにレイライン越しで表面上は普通に装い会話をした。
《なあ姉さん少しいいか?》
《なにシロウ? もしかしてあの二人のこと? もうばれたのかしらね?》
《だと思う。実は今朝ネギ君はただのくしゃ
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