005話 2-Aと10歳の魔法使い
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したものか?
やはりここは慰めるべきだろう。
「ネギ君、そう落ち込むことはない。これから信用を得ていけばいいじゃないか」
「そうよ、ネギ先生。ほんとはアスナちゃんもいい子だからね」
「は、はい……」
「それよりこれがクラス名簿よ。授業のほうだけど緊張しないでいきましょうね。衛宮先生もいるんだから安心していきましょう?」
それでネギ君は一度クラス名簿と教室を交互に見渡して驚いているようだった。
確かにこれは俺も驚きだな。やはり女子だけの学校だけはあるな。
よし、なんとかだが全員の顔と名前はキャッチできたな。
「そ、それじゃいきます」
ネギ君は率先して教室に入ろうとした。
が、なにか俺の直感がよくないことがおきる前兆だと叫んでいるような?
む? あ! 扉を開ける隙間に黒板消しがある!
ぬうぅ、これはいかん! いきなりトラップとはさすがタカミチさんが苦笑いするほどだ。
止めようとしたがネギ君は扉を開けてしまった。
すまんネギ君、止められなかった不甲斐ない俺を、って!
ネギ君、いきなりだったとは言え黒板消しを空中で止めてはいけなーい!
だが、すぐ気づいたらしくそのまま黒板消しを受け、さらに足に紐がありそのまま引っかかって、お次は水の入ったバケツを被り、追加とばかりにゴムの弓矢が何発も命中しそのままネギ君は教壇まで突撃していった。
……なんて、巧妙に先の先を組まれたトラップだ。ほんとうに中学生の考えたものか?
雛見沢の某トラップマスターもびっくりものだ。……俺はどこの電波を拾っているんだ……?(ネギがトラップに引っかかってから約1秒)。
それより、
「ネギ君、大丈夫かね?」
「は、はうう……」
「「「「「子供!?」」」」」
それから一騒動あったが結果、しずな先生が沈めた為なんとか自己紹介までこじつけたようだ。
「ええ、と……あの、あの……僕は……きょ、今日からこの学校でまほ……英語を教えることになりました、ネギ・スプリングフィールドです」
「そして俺はこのクラスでネギ君の授業の補佐として副担任をすることになった担当は同じく英語の衛宮士郎だ。よろしく頼む」
「…………」
どうやら皆俺はともかくネギ君のことで頭の処理が追いついていないようだ。
だがすぐに、
「キャアアアア――――!!」
「かわいい――――――!!」
と、まあネギ君はもみくちゃにされているようだった。
「今何歳!?」
「じゅ、十歳です」
「どこからきたの!?」
「ウェールズの山奥の……」
「今どこに住んでるの!?」
「い、今はまだどこにも……」
どうやら安心のようだ。さっきは魔法と言いかけて焦ったがなんとか自制できたようだ。
しかし、やはり俺にも質問の嵐はやってくるだろう身構えてお
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