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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
005話 2-Aと10歳の魔法使い
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衛宮士郎。君の補佐をするものだ、これからよろしく頼むよ」
「あ、はい。よろしくおねがいします、衛宮さん」
「士郎で構わないよ」
「はい、では士郎さん」

そしてどうにか紹介が終わったが学園長室にいくまで体操着に着替えた神楽坂はネギ君をにらんでいた。
まぁ、それはそうだろう。原因はどうあれ神楽坂の服を吹き飛ばしてしまったんだから。
しかし、あれは俺の目で見てみた限りでは暴発したのか?

(タカミチさん、さっきのは暴発と考えていいんですか? しかも原因はくしゃみ……)
(そ、そうだね多分……)

やっぱり、か。まだネギ君は魔法を使いこなしていないということだろうか?
そして学園長室まで戻ってきたところで、

「フォフォフォ、君がネギ君かね。ワシは学園長の近衛近右衛門じゃ」

ネギ君が挨拶している途中で神楽坂が割り込んで、どういうことか追求していた。
確かに俺も最初は驚いたからなぁ……。
それから色々話し合いが続いていたがやっと話がまとまってきたのか、

「しかしまずは教育実習で3月までやってもらうことになるのう?」

なるほど、まずは教育実習からか。
しかし、いきなり孫を彼女に誘うのはどうかと思うぞ、学園長?
そして、なんだ!? あの近衛が学園長を叩いたトンカチは!? 本気で殴っても重症は決して負わないという概念を持っているぞ!
そんなどうでもいいことを考えていたら神楽坂が、

「大体、士郎先生ならともかく、子供が教師っておかしくありませんか!?」
「そこらへんは俺が言わせてもらう。俺はあくまでネギ君の補佐、副担任だ。それに一応は教師だが教員免許は持ってないからな。逆にネギ君はまだ見た通り少年だがちゃんと教員の訓練は受けているという話だ」
「むむぅ……」
「すまんな、悩ませるつもりはなかったんだが」
「いえ、士郎先生は気にしないでいいですよ?」
「そうか」
「いいかの?」
「はいどうぞ」

そして話は進み「はい、やらせてもらいます」とネギ君がいって一旦話は終了した。
そうだ、まだ二人には伝えていないことがあったな。

「神楽坂に近衛、ちょっといいか?」
「はい、なんでしょう?」
「学園長、一応俺の事も言っておいた方がいいと思います。急に寮で会ったら混乱させますから」
「む、そうじゃな」
「なんのことなん、じいちゃん?」
「いやの、士郎君はな、今は寮の方の仕事でここにはいないが、姉の衛宮イリヤ君という女性と一緒に昨日から管理人の仕事も兼任してもらっておるんじゃ」
「ええー!? そうなんか士郎先生?」
「ああ、姉さんと一緒に女子寮の管理人室に住んでいるからなにか困ったことがあるなら言ってくれ。それに男の俺が管理人でなにか不都合があるようだったら学園長に言ってくれ。すぐに変え
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