005話 2-Aと10歳の魔法使い
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こえてきた。
よかった、助かった。この声はきっとタカミチだ。
「久しぶりだね、ネギ君」
「え゛!?」
僕を掴んでいた女の人は急にタカミチのいるほうへ向き「おはようございます!」って言っていたので、僕も同じように、
「お久しぶりタカミチー!」
と、いったら「え、知り合い!?」って女の人はこっちを睨んできたけどなにか変かな?
それとタカミチと一緒にいる白髪の男性は誰だろう?
「麻帆良学園へようこそ。ここはいいところだろう、ネギ先生?」
「え……先生?」
乱暴な女性と一緒にいた女の人が困惑しているようだ。
それはそうだよね。僕はまだ子供だから。だから、
「はい、そうです。この度、この学校で英語の教師をやることになりました、ネギ・スプリングフィールドです」
と、答えたまではいいんだけどなんかまた首を絞められた。うう〜、僕なにも悪いことしてないのに……。
タカミチともう一人の男の人が説明してくれているがどうにも放してくれないよ。
それで僕をいつまでも掴んでいる女の人に対して腹が立ってきた。
反論しようと思ったらついくしゃみをしてしまいその風で女の人の服を飛ばしてしまった。
「だ、大丈夫か!?」
白髪の男の人がすぐに上着を女にかけていたがまだ僕は腹が立っていたのか怒ってしまっていた。
……思えば、最悪の第一印象だなと感じたのはまだ先の話なんだけど。
◆◇―――――――――◇◆
Side 衛宮士郎
……おいおい、いきなり魔力が感じたと思ったら神楽坂という少女の制服が突風で吹き飛んでしまったぞ。
タカミチは呆然としていたのでしかたなく俺はすぐに上着を神楽坂にかけてやった。
「大丈夫か?」
「あ、はいありがとうございます。って、あなた誰ですか?」
「すまない、いきなりこんな騒動になるとは思わなかったので紹介が遅れたが、俺は衛宮士郎。
ここにいるネギ君の補佐を今日からすることになった副担任だ。
それより風邪を引いてしまう。だから早く何か着たほうがいい。それまで俺の上着を羽織っていればいい」
「は、はい。私は神楽坂明日菜です、衛宮先生」
「士郎でいい。俺は正式な教師ではないからな、神楽坂。それともう一人はタカミチさんから聞いたが近衛といったな? 悪いが彼女の服を拾ってきてやってくれないか?」
「わ、わかりました」
「あ、いや。すまなかったね士郎君。本来なら僕の役目なんだが……」
近衛が神楽坂の服を慌てて拾いにいった後、そこでやっと正気に戻ったのか、タカミチさんはその言葉を言ってきた。
「いえ、今日から副担任ですからこれくらいできなくては。それで、君がネギ君だね?」
「あ、はいそうです」
「さっきも言ったと思うが俺の名は
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