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剣製と冬の少女、異世界へ跳ぶ
002話 始まりはお空の上…?なんでさ!
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んな場所か知らないのかい?」
「ああ。それについてはその人物に会うまで黙秘させていただけると助かる」
「本当ですか? もしその言葉が嘘だとしたら……」

なおも警戒を解いていない桜咲はどうしたものか?
するとイリヤが桜咲に、

「本当よ。でなけば先ほどシロウは低級の幻想種ともどもあなた達を本気で潰しにかかったでしょうね。
一応言っておくけどシロウはかなり強いわよ? なんでもありならきっとあなた達二人がかりで束になっても負けるかもね」
「イリヤ、あまり挑発的なことは言わないでくれ。余計警戒されたらこちらの立場がさらに危うくなる」
「あら、いいじゃない。本当に嘘はついていないんだから」
「だからさ……はぁ、すまないタカミチさん」
「別にかまわないよ。本当に嘘はついていないようだしね。それじゃ一応説明をしてあげようか。
今僕達が向かっているのは埼玉県の麻帆良学園という場所で小・中・高・大学までエスカレーター形式で、幅広くいろんな施設もたくさんあり別名学園都市とも言われているんだよ」
「……とりあえず凄い場所ということだけは分かったよ」
「今はそれだけで構わないよ。そして麻帆良学園の校長だが、会ったら紹介するとしよう」
「了解だ」
「それで刹那君はどうするんだい? もう仕事も終わったことだし寮に帰ってもかまわないよ?」
「いえ、お供します。まだ信用に足る人達なのか見切れていませんから」
「さすがにそこまで信用されないというのも堪えるものだな……」
「あ、いえ……そんなことはないのですが念の為です。気分を損ねたのなら謝罪します」
「いや別に構わない。疑われて当然の立場なのは俺もイリヤも承諾ずみだからな」
「すみません……」
「だからいいといっただろうに……」
「ふふふ、シロウが久しぶりに狼狽えているわ。面白いわね?」
「ははは、まだ若いってところだろうねぇ。あ、そろそろ着くみたいだよ」



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