暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
EPISODE21『アンサーソング』
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え…」
クリスは調の胸ぐらを掴んで言う。
「ミカと交戦して、分断されて、負けた…」
調は言う。
「だから言っただろ!無茶をすんなって!私はマリアからお前達を頼むって言われているんだ!そのお前達がこんなんじゃ…」
クリスは調の服を離して言う。すると、
「調の所為じゃないデス…私がもうちょっと調のことを気にかけていられれば、こんなことにはならなかったのデス…」
切歌はそう言う。
「そんなことはない!私が切ちゃんも守らないといけない!だから!」
切歌の言葉に調は反論する。
「おい、それでよくあのバカに偽善者とか言えたな…」
調の言葉にクリスは拳を震わせながら言う。
「先輩…」
「あのバカはな、今のお前のその言葉と、同じ思いでずっと戦っていたんだぞ!それを偽善者とか言って、結局お前も同じじゃないか!ちっとは考えろ!」
クリスは怒って何処かへ行く。
「クリス君!…まったく、お前達も少しは冷静に考えたらどうだ?クリス君は、響君と出会ったことで、助けられたんだ。それに、翼も響君と出会ったことで、生きていく決意を固めるきっかけができたんだ。だから」
「それでも、私は!」
弦十郎が話していると、調はその言葉を遮って何処かへ行ってしまう。
「ごめんなさいデス…調は、少し頑固な所があるのデス。普段は、私がそれを止められるのデスが…」
切歌はしょぼくれるように言う。
「どうした、喧嘩でもしたのか?」
「違うデス。私が、もっと調を見ていれば!」
「それは違うな。」
「どうしてデスか?」
「それは、互いに互いの事を心配しているから、起きたことではないのか?」
弦十郎の言葉を聞き、切歌は納得する。
手当てを受けた切歌は、再び学校に行き、下校時間になると、調の所に行く。
「どうしたの、切ちゃん?」
調は冷たく言う。
「近くで縁日を開いているみたいデスから、調と一緒に行きたかったデスよ。」
「…わかった。」
調は短く言い、二人は近くの神社で開かれている縁日に行く。
「調、朝はごめんなさいデス。」
「切ちゃんが謝ることじゃない。悪いのは私だから。」
二人は再び口論を初めてしまう。すると、
「助けて!」
「逃げないと!」
叫び声が聞こえて二人は振り向く。すると、そこには人々を襲撃しているミカとエターナルがいた。
「ほう。もう動けるのか。」
〔スカル!マキシマムドライブ!〕
エターナルはエターナルエッジにスカルT2メモリをセットする。
「スカルパニッシャー!」
エターナルは骸骨のエネルギーをエターナルエッジから放ち、爆風が巻き起こる。それが晴れると、ギアを纏った切歌と調がいた。
「ミカ、行くぞ。本気で行こう。」
エターナルは言う。
「分かっているゾ。ミカにはもう、後がないんだゾ。だから、こいつらだけで
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