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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十五話〜両親
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が念話を飛ばしてきた。
(なのは、ヴィヴィオにアホなことを吹き込んだ犯人が逃走しようとしている。逃がしていいのか?)
(犯人?)
士郎君の視線の先には……そろーりそろーりと部屋を出ようとするランス君が。
(………捕まえてくる)
(ああ。お仕置きしてやれ)
そうして私はランス君の後に続いて部屋を出た。
side 士郎
「ママ、どこにいくの?」
急に部屋を出て行ったなのはのことを聞いてくるヴィヴィオ。
「ママはな、ちょっとしたお仕事だ。すぐ戻ってくるから安心しなさい」
「おしごと?」
「そうだ」
そんな時、
「待て待て冗談だって、冗談…ぎゃあああああああああああああああああああああ!!!」
誰かさんの叫び声が聞こえた。
唖然としているヴィヴィオ。
少しするとなのはが戻ってきた。
「ママ、おかえり。おしごとたいへんだった?」
「え!?……あー、うん。でも、もう終わったから大丈夫だよ」
「じゃあいっしょにあそべる?」
「ママはお昼まではお仕事ないから一緒に遊べるよ」
「パパは?」
「パパはみんなのお昼ご飯を作らなきゃいけないから、この後は遊べないが、お昼ご飯までには戻ってくるから、朝みたいに三人で食べようか」
「……うん!」
途端に笑顔になるヴィヴィオ。その笑顔を見て思う。この無垢な少女と、この少女の母となった女性を守りたいと。
俺は、そのために剣を取る。
………見つけたよ、凛。全てを救う正義の味方を目指した俺が。一人の少女とその母親の小さな幸せを守りたい、というとてもちっぽけだが、確かな願いを。
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