暁 〜小説投稿サイト〜
少しずつ明るく
第七章

[8]前話
「もうね」
「それでなのね」
「いいんじゃないかしら」
「そうなのね」
「ええ、じゃあ今からね」
 四季はあらためて言った。
「肉じゃが食べてお風呂に入ったら」
「その後はよね」
「パジャマパーティーしましょう」
 こう桜に言うのだった。
「そうしましょう」
「それじゃあね」
「それとね」
 四季はさらに言った。
「北川さんこれからもね」
「これからもっていうと」
「お料理作るわよね」
「ええ、お家で一人でいる時はね」
 その時はとだ、桜も答えた。
「そうするわ」
「だったらね」
 それならと言うのだった、桜に。
「これからもこうしてね」
「皆で作って」
「そして食べましょう」
「そうね、じゃあこれからもね」
「それで楽しく食べましょう」
「それじゃあね」
 二人でこう話してだ、周りの友人達も笑顔で話した。
「それじゃあね」
「北川さんこれからもね」
「一緒にお料理作りましょう」
 こう言ってそしてだった、桜は四季達と一緒にパジャマパーティーも楽しんだ。そこでさらに親睦を深めてだった。
 桜は四季達の中に入った、もうこの時には本当にだった。普通の女の子だった。それで四季は桜にも友人達にも言うのだった。
「北川さんただ一人でいただけで」
「そうなの」
「別におかしなところなかったのよ」
「私お家に一人でいるから」
「教室でもそうだっただけでね」
 それでとだ、桜本人にも言うのだった。
「特にね」
「問題なかったのね」
「お家はお家、学校は学校でね」
「いればいいのね」
「そう、だからね」
 それでというのだ。
「普通に今もね」
「皆といられるのね」
「お家で一人でも」
 例えそうでもあってもというのだ。
「別に学校でもね」
「一人でいるとかは」
「ないから。まあ北川さんは自然とそうなったみたいだけれど」
「そこは変えていけばいいのね」
「そういうことね、じゃあこれからもね」
 桜に言うのだった。
「宜しくね」
「こちらこそね」
 桜も笑顔で応えた、そしてこの日も四季そして他の友人達と共に昼食を食べた。皆で食べた食堂の肉じゃがも美味かった。


少しずつ明るく   完


                2019・6・15
[8]前話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ