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SAO編−白百合の刃−
SAO24-雪の温度
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 そんなことばっかり言っていたらモテないわよ!」
「別にキリトなんかにモテたくはないわ。あとアスナみたいに惚れたりしないし」
「ドウセツ!? なんでそこでキリト君の名前が挙がるの!? 今関係あるないじゃない」
「それもそうね。関係あるのはリズベットの頭のバカ加減ね」
「ドウセツはそんなにあたしをバカにしてほしいのか!」

 この日、私は何かを手に入れるために、余計なものまでもらってしまった。当然、終わった頃には余計なおまけがついてくるとは思ってもいなかった。というか、アスナがリズベット武具店に訪れて、一緒にクエストに同行することに、一ミリも予測していなかった。今思っても、その時思っても、なんでタイミング悪くやってくるのかしらね。でもその分は素材アイテムの情報を頂いたから……仕方ないと割り切ることにしとこう。ついでにリズベットの相談役も悪くないことだと割り切ることにしよう。
 
「よし、誰にあげるかわからないけど、プレゼント完成のお祝いとしてどこかへ食事しに行こ!」
「いいね、アスナ! あたしお腹へっちゃったよー」

 あぁ……この後の展開はなんとなくわかる。

「……アスナはさっさと前線に戻ってなさいよ」
「ひっどーい! 食事してからでも遅くないでしょ!」
「そうよ。ほら、文句行ってないで、ちゃんと付き合いなさいよ、ドウセツ」

 ほんと、アスナだけでもめんどうなのに……アスナとは違う、めんどうな人と関わってしまった。後悔はしないけど、それでもめんどうだわ。

「リズベットが土下座したら行く」 
「誰がするか!」



「そんな苦い思い出もあったわね」
「苦い思い出言うな」
「苦い思い出の他になにがある?」
「思い出の1ページが刻まれたでいいでしょ、そこは……」
「その言葉を言うリズベットに、私は苦いと思ってしまったわ。失礼」
「ほんと失礼な人よね!」

 思い出の1ページとか、よくそんなバカみたいな恥ずかしいことを言えるよね。私だったら絶対に無理。死んでも無理。

「そもそもリズベットって、なんか役に立ったのかしら?」
「え?」
「白竜と戦闘はしていない、ちょっとした謎解きを解明していない、危うく猛吹雪に巻き込まれそうだったくらいしか印象ないわよ」
「そ、それは……あ、あれだよ、あれ。スミスであるあたしがいなかったら、素材アイテムなんか入手できなかったかもしれないんだよ」

 なんとか必死にすがりついて放そうとしない表現の仕方は、まるで自分が役に立ってないことを隠すように言葉を表していた。だがそれは、自分が役に立ってないことを認めているようなものだ。

「素材アイテムを入手するために、スミスは本当に必要だったのかしらね」
「そ、そうに決まっているじゃない。あのクエスト、ドウ
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