暁 〜小説投稿サイト〜
ドリトル先生の林檎園
第七幕その十二

[8]前話 [2]次話
「世界の歴史じゃ結構あることかも知れないけれど」
「それでもやっていいかはね」
「別だしね」
 だからだというのです。
「僕もね」
「そして僕もね」
「先生は誰かを殺すとか絶対に出来ないからね」
「どんな生きものに対してもね。食べる時も」
 何でも食べる先生ですが。
「その命に感謝して」
「そうしてだよね」
「食べているからね」
「僕は菜食主義でも命を奪っていると思っているしね」
「野菜や果物だって生きているしね」
「植物もね。生きていると食べるけれど」
 そうしないといけないというのです。
「それならね」
「絶対にその命を頂くね」
「そう、だからね」 
 それでというのです。
「食べる時は」
「その命にだね」
「感謝して」
 そうしてというのです。
「食べているよ」
「そうだよね」
「命は」 
 それはとうのです。
「何でもあるからね」
「林檎にもだね」
「勿論だよ、ではその林檎達にね」
「明日は感謝しに行く日でもあるね」
「いつも以上にね」
 まさにというのです。
「そうした日になるから」
「明日も楽しみだね」
「そういうことだよ、さて」
 ここまでお話してです、先生は今度はお酒を飲みました。今度は長野県の地酒ですがそのお酒はです。
 そのお酒を飲んでです、先生はまた言いました。
「シードルもいいけれど」
「地酒もいいよね」
「そう、長野のね」
「それじゃあだね」
「今日も飲もう」
「そうしようね」
 王子も笑顔で応えてそうしてでした。
 皆で楽しく飲んで夜を過ごしました、そのうえで明日のことを考えるのでした。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ