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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:31 煽り煽られ噛み合わない
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 ――side?――

「……マジかよ。え? 俺らが修学旅行行ってる間にそんな……すげぇな!」

 今日の授業は午前中まで、というのに二限目の休み時間からお弁当食べてるのはどうなんだろうと思う。

「で、どうする? クロノ君はまだ修学旅行から帰ってきてないからスクワッドを編成は出来ないけど……」

 一気にお弁当を掻き込んで、ごくんと飲み込んだと思えば。

「俺とお前のタッグマッチなら機能できる。前衛は任せるぜ相棒?」

「こちらこそ、バックアップは任せるよ相棒」

 コツン、と拳をぶつけて気合が入る。
 姉と妹の言葉を聞いた時、本気で驚いた。俺たちが修学旅行に行ってる間にそんな事が、と。
 初めは冗談かと思って話を聞けば、成長して強くなったギンガさんや、スバルちゃんだけじゃなく。成長したフェイトちゃんに、八神さんまでも居るという。
 しかも、皆現状最強格であるダークマテリアルズに勝ってるというからそこでまた驚いた。
 
 更に話を聞けば、3on3のフリーマッチで単騎で圧倒されてたとか……。
 
 だから話を聞いてますます驚いて、俄然興味が湧いた。
 修学旅行中は、帰ったらいつも通り八神堂のシグナムさんに勝負を挑もうと考えてたけど……。
 
「しっかしティアナ達は羨ましいにも程があるぜ全くよー。で? それ以外にも3人居るんだろ? どんな奴?」

「奴とか言うな。一人はフェイトちゃん……あ、未来の方の後輩さんと、そのフェイトちゃんじゃない。フェイトさんが面倒見てる姉妹が居るって。
 ちなみに姉妹の方の姉、ラッセルさんに勝ったってさ」
 
「……マジ? 俺あの子早すぎて見切れないのに。フェイトちゃんと違って何しでかすかわからねぇのに、マジかよ」

 ガサガサと口直し用の棒付きキャンディを咥えながら言う相棒を見て、ちょっと苦笑い。そろそろ先生来る頃なんだけどなー。

「本当だと思う。姉さんも観戦したらしいけど、普通に巧いって。
 あ、それよりもさ。サトさんが積極的にエキシビションしてるってさ」

「うぉマジか! 俺サトさんが試合してるとこ見たことねぇ!」

「うん、俺もだ。今日はどこでやるかは分からないけれど、もしかすると見られるかもね」

 これもちょっとだけ驚いたな。テストプレイヤーの一人で、あんまり試合とかしないで、初心者用セミナーしてたサトさんが試合してるっていうのはレアな光景だ。
 
「……勝ったら写真撮ってくれるかな?」

「どうだろ? サトさんってシグナムさんより強いんだろうから、難しいと思うよ? それに……っと」

 そこまで話して、三時限目を告げるチャイムが響いて

「げ。もう授業始まるから席戻るわ。また後でな」

 ガリガリとキャンディを噛み
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