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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:30 ここまで来たんだから
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ていうなのはさんが居るから帰るって早々に割り切っていただろう。
はやてさんもだ。逢えて嬉しいはあっても、ここに残るという選択肢は除外されてた。責任ある役職についているっていうのもあるんだろうけど……直ぐにその選択を取れるのは本当に凄い。
スバルも、残りたいという気持ちはあった。でも、憧れた人と、その夢を叶えたいということ。
だから、ギンガも……と思ってたけれど、ずっと大変だったから今こんなに反動が来てて。
こんなに悩んでいたんだな。
決して弱いわけじゃない。先に決断していた人たちも、簡単に決めたわけじゃない。
夢のような暖かい世界で、そんな意図はなかった筈なのに。まさかこんなことになるとは……。
あーあ。墓まで持っていく秘密がまーた増えたなー。
……俺も、いや俺たちも会えなくなった人に、流と震離が入ってしまったけど。あの二人の嘘を、本気の嘘を守り通さないと。
元の世界に帰った後は大変だ。帰りを待っているヴィヴィオに、震離と仲良くなったっていう海鳴の人たちにしばらく帰ってこれなくなった、しかも帰る予定は未定ですって言わなきゃいけないし。
……もっと気の利いたこと出来たら良かったんだけど、今のこの背格好じゃこれが限界だ。
――――
その日、眠った時夢を見た。
震離が居た、流も居て花霞と一緒に何かをしてて……一瞬この世界での夢か? とも思ったけれど、己の背格好が普段と変わらなくて。遠くから呆れように笑う奏の髪が短いから……きっと俺たちの世界の、あったかもしれない夢なんだって。
そういや、流と最後に会ったのは……公開陳述会前の任務前だったっけ。
あんまり表情出さない子が、あんなに感情を出してくれたのは本当に嬉しかったなぁ。
あぁ……もう一回逢いたかったなぁ。
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