暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep46滅亡と創造へのカウントダウン〜Madness and sanity〜
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帝の洗礼”の外壁にもたれかかるようにして、私を含めたみんなは休憩をしている。地上部隊は、艦隊戦に参加せずに構成員収容艦として用意されたL級艦船“コンウォーリス”と“フランドール”へ、拘束された構成員たちを連行していった。
「静かなる風よ、癒しの恵みを運んで」
――静かなる癒し――
そして私とシャルちゃんとフェイトちゃんは、ある程度の休憩を挿んでから“エヘモニアの天柱”に乗り込むために、“オラシオン・ハルディン”まで出向いてもらったシャマル先生に治癒魔法を掛けてもらっている。
「みんな! 大丈夫か!?」
その最中、はやてちゃん達が戻ってきた。シャマル先生がはやてちゃん達に気付くと、ものすごい笑顔で突進、抱きついた。
「みんな無事でよかった・・・!」
目頭を拭って、はやてちゃん達の上から下を見回して無事を確認。シャマル先生は、リインフォース、ううんリエイスさんへと歩み寄って、「おかえり、リインフォース」そっと抱き締めた。
その温かな光景を見て、良かった、と思う。今度こそ、みんな一緒に過ごせる未来を手に入れたはやてちゃん達。リエイスさんはシャマル先生を抱き返した後、名前が変わったことを知らないシャマル先生とザフィーラに自己紹介。
「ただいま、シャマル、ザフィーラ。それとシャマル、私は主はやてから新たな名を授かった。清浄なる優しきもの・運命を切り拓く翼・白き純潔の希望、リエイス。これからはそう呼んでくれ」
「え、そうなの?・・・リエイス。うん、すごくいい名前ね♪」
「そうだろう? 主はやてから授かった名だ。良い名で当たり前だ」
「そこまで言ってもらえるんは嬉しいんやけど、ちょう恥ずかしいな」
シャマル先生の治療中に談笑して、シャマル先生は今度は、はやてちゃん達にも治癒魔法を掛ける。治療の最中に、シャルちゃんが私とフェイトちゃんを除くみんなに提案していたことを、はやてちゃん達にも話し始める。
「連戦で本当に悪いんだけど、天柱へ乗り込む私となのはとフェイト以外の神秘を扱えるみんなで、フリングホルニとナグルファルを墜としてほしい。まず先に墜としやすいナグルファルね。一斉に乗り込んで内部を徹底的に破壊。上手く行ったらフリングホルニ。コイツも内部を可能なだけ破壊してほしい。あと帆とかも壊しちゃって。みんなならきっと出来るから」
作戦とも言えない作戦だけど、それでもみんなは力強く頷いた。
「破壊ならあたしとアイゼンの専売特許だ。な、アイゼン?」
≪Ja≫
「姉御にだけ良いカッコさせねぇぞ。な、シグナム」
「ああ、そうだな。私とお前の炎で墜としてやろう」
「僕も頑張りますよ。ね、キャロ、ルー、レヴィ」
「うん! わたしはみなさんをしっかりサポートします」
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