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黄金バット 第二十九話 メンインブラック鎌倉を襲う闇
第三章
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「私のな、それで何用で来た」
「貴様を倒す」
「そうして鎌倉を救う」
「そうする」
「そうか、ならそうしてみせてみることだ」
 魔人は悠然と笑ってでした、そのうえでその場に残りました。警察の人達も自衛隊の人達も下から魔人に総攻撃を浴びせますが。
 魔人に一発も当たりません、魔人はその身体の周りに闇のバリアーを出して銃弾がそれに触れるとでした。
 銃弾は闇の中に飲み込まれ溶ける様に消えていきます、警官の人達も自衛官の人達もこれには苦いお顔になりました。
「流石魔人だな」
「この攻撃が通用しないか」
「銃弾を闇のバリアーで防いでいる」
「一体どうすればいいんだ」
「この攻撃を」
「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
 ここで山門の上からでした、高笑いが聞こえてきました。皆その笑い声に驚いて山門のところを見るとです。
 その上に黄金バットがいました、金色に輝く身体を持つ正義の魔人は両手を自分の腰に当ててそのうえで漆黒のマントをたなびかせ仁王立ちしています。
 そして右手にステッキを出すとです。
 ステッキの先、黄金の宝玉をメンインブラックに向けるとそこからでした。銀色に眩く輝く光線が魔人に向かって放たれて。
 メンインブラックの闇のバリアーが消えました、するとです。
 これまで全く通じなかった攻撃が魔人に当たる様になりました、魔人は流石に頑丈で銃弾を受けても殆どダメージを受けませんが。
 それでもあまりにも多くの攻撃を受けるのでたまりかねてでした。
 忌々し気なお顔になってそうしてです、身を翻して闇の中に姿を消しました。するとこれまで鎌倉の街を覆っていた闇がです。
 完全に消えました、すると鎌倉の街がお昼に戻りました。これまで街を覆っていた闇は何処にもありません。 
 極楽寺にいる警官の人達も自衛隊の人達も大喜びです、それで言うのでした。
「やったぞ!」
「鎌倉の街は救われたぞ!」
「黄金バットのお陰だ!」
「黄金バットがまた助けてくれた!」
「そのお陰で魔人を退けることが出来た!」
「全ては黄金バットの力だ!」
「今回も有り難う!」
 皆で言います、ですが黄金バットは。
 そうした褒め言葉は恥ずかしいのか何処かに去っていました、ですがお寺の中に突入し戦った人達も鎌倉の人達もです。
 皆黄金バットの感謝の気持ちを強く抱きました、それで市長さんも言いました。
「この度のことは黄金バットが助けてくれた」
「全くです」
「黄金バットがいなければどうなっていたか」
「全くわかりません」
「そう思うとです」
「感謝の気持ちに堪えません」
「このことは是非讃えなくてはならない」
 黄金バッドが鎌倉の街を救ってくれたことはというのです、こう言ってでした。
 黄金バットに鎌倉市として感謝
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