暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第15話『人の悪意はなぜ消えないのか』
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ていった拳銃を袋に入れる。
「それではこちらも。」
雅はバインドで動きを止めた弾丸を袋に入れて進ノ介に渡す。
「それにしても、笑っている理由がバレたらどうするつもりだったんですか?」
「仕方ないだろ。あんなふざけた動画を送られたら。あれは笑う方が無理だって。」
「確かにそうですけど。とにかく、まずは証拠を固めましょう。こちらの方で、一連の会話は録音しておきました。」
「ありがとう。」
「それでは、外を出歩くと怪しまれます。僕の方でワープを行いますので、一緒に行きましょう。」
「ああ!」
【ATTACK RIDE-WARP-】
雅はワープのカードを使い、進ノ介と共に科捜研に向かった。

「霧子、本願寺さん、みんな!?」
「泊さん、無事でよかった!」
「ありがとね、凪風君。」
進ノ介は集まっていた特状課のメンバーに驚き、進ノ介の相棒の詩島霧子は喜び、特状課の課長、本願寺純は雅に礼を言う。
「それで、なんでみんながここに?」
「実は、凪風君に進ノ介ちゃんのピンチを教えて貰ってね。あらかじめここで待機して進ノ介ちゃんに証拠を持ってきてもらう算段を立てていたの。」
「そうですか。では、早速これを渡してきます。」
進ノ介は研究員に証拠の拳銃と弾丸を渡してくる。
「いや、本当に助かったよ。」
「いえいえ。この世界の改竄を防ぐことが僕の使命ですから。」
「世界の改竄?何ですか?」
本願寺と雅の会話に霧子は疑問を持ち、雅に質問する。
「この世界は本来なら仁良とブレンロイミュードの策略を破ることが正しい歴史なのですが、どうも2019年になって、様々な仮面ライダーの歴史に歪みが生まれ、この世界では正しい歴史が改竄され、『泊刑事が仁良の弾丸によって銃殺され、ブレンロイミュードに仮面ライダーマッハとチェイサーが敗れる』という歴史になってしまう危機に瀕していました。ですが、これで第一の危機は去りました。後はブレンを倒せば、問題は解決します。」
雅は説明をする。
「なるほどね。あなた、多次元世界から来た仮面ライダーなのね。」
雅の説明を聞き、特状課の研究員、沢神りんなが興味を示す。
「はい、僕の世界は現在複数の世界の文化が融合した独自の世界で、僕はそこで国家象徴をやらせてもらっています。」
雅はりんなに説明をする。
「教えてくれてありがとう。とにかく、もうそろそろ結果が出ると思うわ。」
雅とりんなは話を終わらせ、12年前に起きた泊英介殺害事件の銃弾と進ノ介を撃った銃弾の一致を確認すると、雅と特状課は警視庁へ向かった。

その頃、警視庁ではブレンロイミュードが擬態した姿であるエンジニア、能見壮が仁良と共に会見を開いていた。
「この度は、大変残念なお知らせがあります。まずは、仮面ライダードライブこと泊進ノ介が少女一人を誘拐し
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