暁 〜小説投稿サイト〜
仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
第二部〜雅、結婚騒動〜
第14話『仰天!眼魔の奇跡』
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遅れました。僕は凪風雅、別の世界から来ました。」
雅はアカリに自己紹介をする。
「別の世界から?信じられないわね。」
「おや、科学者ともあろうあなたが多次元世界論の研究どころか存在の否定から入るとは。」
「うっ、それは…」
「話を脱線させて済みません。それで、僕が来た理由ですが、僕の使命は世界の運命を守護すること。僕が来ないままでは、天空寺さんは眼魂を揃えて自身の命を優先し、カノンさんは眼魂のまま、マコトさんと和解することも出来ず、眼魔の驚異にさらされてこの世界は崩壊してしまう未来が待っていました。」
「でも、それがなくなったってことは…」
「アカリ、御成、ごめん!やっぱり俺、カノンちゃんを助けたい。どれだけ頑張っても、やっぱり自分の命を優先出来ない!だから」
アカリの言葉にタケルは自分の意見を述べる。すると、
「解っているわよ。だって、その方がタケルらしいじゃない!」
アカリはタケルの言葉を遮り、涙を拭いながら言う。
「そうですぞ。それも、タケル殿が先代に近づく一歩なのです。」
御成も励ますように言う。
「みんな、ありがとう!」
タケルが言うと、そこに仮面ライダースペクターに変身する深海マコトが現れる。
「マコト兄ちゃん!」
「タケル、お前の眼魂を渡してもらう。」
マコトはゴーストドライバーを出現させる。
「待ってくれマコト兄ちゃん!争う気はない。」
タケルはそう言うと、自身が持つ6つの眼魂を差し出す。しかしその時、轟音と共に巨大な地震が起き、一同が外へ出る。すると、そこには眼魔を利用して眼魂を集めていた男性、西園寺主税がいた。
「二人ともありがとう!私の為に、15の眼魂を集めてくれて!」
西園寺は印を結び、マコトが持つ全ての眼魂を引きよせる。
「西園寺、余計な真似を!来い、グンダリ!」
その光景を見ていた眼魔世界の軍人、ジャベルは巨大生物のグンダリを呼び出して眼魂を奪取しようとする。しかし、眼魂の力によって呼び出された3匹のグンダリは撃破されてしまい、願いを叶える紋章が出現する。
「おお、ついに!偉大なるグレートアイよ、私に、完全なる力を!」
西園寺は願いを叶えようとするが反応は無い。
「力を!私に力を!」
西園寺は願いを求めるが、それは叶わずに消滅してしまう。そして、突然タケルの体はその紋章に取り込まれてしまう。
「あれ、ここは?」
タケルは紋章の内部にある空間で目を覚ます。
「願いは、どうする?」
謎の声がタケルに話しかける。
「俺の願いはただ一つ!」
タケルは願いを言い、紋章から出てくる。
「タケル…」
マコトは呟く。
「マコト兄ちゃん!みんな!」
タケルはカノンを抱きかかえながら着地する。
「タケル…俺は…」
マコトは泣きながら言う。
「お兄ちゃん、タケル君はやっぱり
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