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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
屈服編 気高き女騎士は、獣欲によがり次代を身篭る
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少しでも自分を貫く剛剣を奥へと導こうと、眼前の雄に絡みついている。そんな彼女の痴態を愉しみ、蹂躙の限りを尽くすゾゴルドもまた、紫根の髪を靡かせ腰を振り続けていた。

「ひ、ひぃぃいっ! ひぃうぁあぁあぁぁあっ!」
「どうだいラフィノヴァ。媚薬の原液に浸かりながら、子宮の奥まで突き上げられる感覚……たまんねぇだろ?」
「ふ、ふぅっ、な、なにをっ、こんなっ、これ、し、きっ――ぃ、いぃあぁあぁあぁぁあっ!」

 ジルフリーデの幼馴染として、騎士として。彼女の支えとなることを誓い、帝国に敗れる瞬間まで彼女と共に戦い続けてきたラフィノヴァに待ち受けていたのは、副官ゾゴルドによる「調教」の日々であった。
 女を肉欲に狂わせる、媚薬の香。それ以上に強力な効果を発揮する、その原液で満たされた水浴び場での陵辱は、凄惨の一言に尽きるものであり――かつて気高き女騎士であった1人の美女は、僅か1週間で自ら腰をくねらせ、雄を誘うようになるほどの()へと堕とされている。

 特に今日は、妊娠のリスクが高まる危ない日(・・・・)。この状況でゾゴルドの精を受けようものなら、今度こそ確実に彼女は戻れないところまで来てしまうだろう。
 それもあってか。ラフィノヴァは心身共に堕とされていながらも、微かに残る理性の残滓を頼りに、口先だけの拒絶を繰り返していた。

「ちゅっ、ん、ちゅうっ……わ、たし、はっ……あ、はぁあっ、聖国騎士団のっ、ぅあっ、長として、ひぃっ! 貴様らに、ぃっ、負けるわけ、にっ、は……あ、ぁあぁあっ!」

 娼婦にも勝る淫靡な動きで腰を振り、憎むべき敵にキスの雨を降らせ、甘い匂いを放つ全身で雄に奉仕しながら、白い巨峰を上下に揺らして。それでも言葉だけは、聖国の女騎士であり続けていたのである。

「普通の女ならとっくに理性なんざフッ飛ばされて、イキまくることしか考えられなくなるってのに……大した女だぜ、全く。だからこそ、堕としがいがあるッ!」
「んひぃっ!? んほぉあぁあっ、ぁあぁあぁひいぃぃいっ!」

 そんな彼女の、ある種のいじらしさが。ゾゴルドという雄にさらに火を付け、律動を速めさせていた。
 彼らが浸かっている原液のプールは、さらに激しく飛沫を上げて。両者の身体を伝う滴が汗なのか、原液なのかも分からないほどになっていく。
 原液の中でラフィノヴァの肢体を腰から抱え、臀部を愛でながら首筋を舐め、彼女を孕ませるために蓄えてきた白濁を放つべく、剛剣で突き上げる。そんなゾゴルドの怒涛の責めが、僅かな女騎士の矜持すらも押し流そうとしていた。

「はぁあぁあっ! うぁあぁああんっ!」
「ラフィノヴァ、本当はもう分かってんだろう? あんたらは負けたんだ。ジルフリーデも将軍の手に落ちた。あんたがこれ以上頑張る理由が、どこにある?」

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