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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
屈服編 男勝りな女戦士は、雌として喘ぎ懐妊する
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やってらんねぇよ」
「ギャハハ、ちげぇねぇや!」
「くっ……!」

 媚薬の香が充満している、女達を快楽に堕とす為の拷問牢。ロザヴィーヌと同様に、そこに閉じ込められていたベーナゼットも、鎖に繋がれ男達の慰み者にされている。

「へへへ……よぉ、久しぶりじゃねぇか。ベーナゼット」
「……! あ、あんたは……!」

 そして、帝国兵達による苛烈な陵辱が一通り終わった頃――ベーナゼットの前に、1人の男が現れた。
 周りにいるどの兵士よりも屈強なその男は、しとどに汗ばみ聖域から白濁を垂らしている彼女を前に、下卑た笑みを浮かべている。一方、ベーナゼットはその男を前に、頬を痙攣らせていた。

 2人が会うのは、これが初めてではない。この大男は、兵士を辞めたベーナゼットが「帝国兵狩り」の女戦士として、初めて戦った相手なのである。
 その当時は、ベーナゼットの圧勝に終わった。今でも本来のコンディションなら、彼女には遠く及ばないだろう。

 だが。今ここにいる彼女は、ジルフリーデと共に敗れ帝国に囚われた敗残兵であり――男の方は、勝者たる帝国軍の兵士。
 これから始まることは、分かり切っている。

「嬉しいねぇ、まだ俺のこと覚えてんのかよ」
「あたしに蹴り1発でのされた時の、あんたのマヌケ面。忘れるわけないでしょ」
「へっへへへ! 言ってくれるじゃねぇか。……だが、お前が知ってるのはそれだけだろう? あの時、俺を倒しちまったばかりに……コッチ(・・・)の味は知らないままでよぉ」
「……っ!?」

 それでも不敵な笑みを浮かべ、気丈な面持ちを維持しているベーナゼットの前で――男はズボンを下ろし、自らの剛剣を見せ付ける。
 そのあまりの太さと逞しさ、聳り立つ先端から漂う雄の強烈な匂いに、彼女は思わず目を剥き絶句してしまった。媚薬の香によって高められた生殖本能が刺激され、しとどに濡れそぼった聖域が疼き出す。

 両腕を吊り上げられていることで、無防備になっている腋や鎖骨に、発情に伴う汗が滴り――瞳は理性と本能の間に揺れ、唇からは甘い吐息が漏れる。それは、ベーナゼットと男の間にある「身体の相性」が招いた現象であった。
 今日という危ない日(・・・・)に犯されている以上、妊娠のリスクは常にある。が、この男と交われば確実に孕まされるということを、彼女は本能的に察知していた。

 ……そう、彼女には分かり切っていたのだ。分かり切っていた、というのに。

「欲しいか? 欲しけりゃ自分から言ってみな、ブチ込んでくださいってよ」
「なっ……ふ、ふざけんな! 誰が……んはぁっ!?」

 すでに降り切った子宮が、拒絶という道を選ばせず。聖域の入り口を剛剣で擦りながら、屈服を迫る男の責めに――ベーナゼットは女として、雌としての貌を晒
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