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聖国のジルフリーデ 〜勇ましき姫と気高き女騎士と、男勝りな女戦士と妖艶な女盗賊は、媚薬の罠に乱れ喘ぎよがり狂うも、心だけは屈しない〜
屈服編 妖艶な女盗賊は、淫靡に乱れ命を宿す
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一斉に責めていた男達が精を放ち、その柔肌が白濁のシャワーを浴びてしまう。雄の臭いと女の匂いが入り混じる異様な空間は、さらに牢の中にいる者達を狂わせていった。
 女と見れば誰彼構わず犯すことに、一切の躊躇がない帝国兵。彼らという性獣が犇く牢の中に、絶世の美貌と豊満な肢体を持つ「元王女」を投げ込めば、どうなるか。

「まだまだ後がつかえてんだ、休ませはしねぇぜ!」
「んぁ、は、はっ、も……もう、ゆる、し……てっ……」
「ギャハハハッ、あのロザヴィーヌが許しを乞いてやがる! 安心しなァ、とことん可愛がってやるからよォッ!」
「そ、そんっ――ぅあぁはぁああっ!」

 白濁塗れになったことにも構わず、男達はロザヴィーヌの体に次から次へと群がり、嬲り始めていく。扇状的な脚やその指先、指の股から足裏まで舌を這わせ、厭らしい手付きでその全身を隈なく愛撫していた。

「ハハッ! これだけ膣内に出されちまったら、もう誰のガキ孕んでるのかも分らねぇなァ!」
「だったら俺が最後に犯るぜ、今までの分全部掻き出して――1番奥まで注ぎ込んでやるよォッ!」
「……!? あ、あなたはっ!」

 やがて最後に現れた、一際体格に優れた兵士に――ロザヴィーヌは目を剥く。
 その男は、彼女がジルフリーデ達と出会う以前から、何度も遭遇したことのある帝国兵だったのだ。

 あらゆる男を手玉に取る、妖艶な女盗賊。そんな彼女の噂に釣られて来ては、幾度となくその肢体を視線で舐め回し、組み伏せ犯してやろうと挑み掛かり。その度に軽くあしらわれ、撃退されてきた。
 そんな彼は、槍の柄で股間を殴られ悶絶し、白く艶やかな脚で河へと蹴落とされる、という情けない負け方を重ねるたびに――彼女への執着を拗らせていたのである。いつの日か必ず、全ての雪辱を100倍の陵辱で返してやる、と。

 そして今、まさに。長きに渡って待ち望んで来た瞬間が、彼の眼前に在るのだ。

 どんな屈強な男も、嘲笑うようにあしらってきたロザヴィーヌが。巧みな槍術で、どんな力技もいなしてきたロザヴィーヌが。例え数人の帝国兵達に包囲されようと、その柔肌に一瞬たりとも触れられることなく、演舞の如き艶やかな技で斬り伏せてきた、あのロザヴィーヌが。

 まるで、ただの女のように。しとどに汗ばんだ肢体からメスの匂いを放ち、無防備な格好で、男達の為すがままとなっている。

 これ以上の興奮は、ない。すでに帝国兵の剛剣は、天を衝かんとばかりに反り返っている。

 そしてロザヴィーヌもまた、そのあまりの逞しさに、ゴクリと息を飲んでいた。今までの分を全て掻き出す、という豪胆な宣言がハッタリでもなんでもないことを、女の――否、メスの本能が感知していたのだ。

 今のこの男と、交われば。自分の卵子は、絶対に逃げられない
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