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剣の世界の銃使い
決闘・前
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屋より上じゃないですか」

それもそうだったな。今度この層もマッピングしないとな・・・。

「あ、そうだ。今度、私もミラージュスフィア取ろうと思ってるんで、先輩のデータ貰えません?」

「ま、悪用しなけりゃ別にいいぞ。にしても、なぜ今頃?」

いつもマップデータが必要なときは、すぐに俺のところに来てたのだが。

「店の模様替えでもしようかと思ってまして。ミラージュスフィアの立体映像を使おうかと」

「なるほどな、フローリアとかの雰囲気いい層の立体映像を使うのか。となると、複数個必要じゃないか?」

「だから、お手伝いしてもらえないかなーなんて」

「暇だったらな」

そうこうしている内に、最前列の指定席に着いた。

「待たせたな」

「お、レイトか。今日はありがとな」

「気にすんな、ほんと処分に困ってたし」

近くにいたエギルの方に話しかける。レナはクラインを見つけて話に行った。チケットは売り捌こうかまで思ったほどだし、別に痛くも痒くもない。ダイゼンさんの好意を損ねるから絶対やらないけど。

「いつ始まるんだ?結構時間ぎりぎりだったと思ったんだが」

「もう時間だぜ」

そういった直後、開始を告げるアナウンスが流れる。それと同時に歓声がさらに増し、いっそう周りが五月蠅くなる。

「お、出てきたか」

先に出てきたのはキリト。いつもの黒づくめの格好をしている。違う点は、双剣を背中に吊っていること。闘技場の中央に向かって歩いてくる。

「斬れー!」

「殺せー!」

「別に圏内だから、殺すことはできないと思うんだが・・・」

「ノリ悪いですねぇ、先輩」

エギルやクラインが立ち上がって物騒なことを言ってるのを傍目に、俺とレナは座って雑談していた。こういう時に気持ちが高ぶるってのは分かるんだが、あんまり自分もやろうとは思えない。

「実際、どっち勝つと思う?」

「んー、私はどっちも実力分からないので、なんとも。先輩は?」

「俺はヒースに一票」

「えー、こういうのって付き合い長い方応援するもんじゃないんですかー」

「付き合い長い方でいえば、俺はやっぱりヒースなんだが」

付き合いの深さでいえば、どっちもどっちだが。
キリトが闘技場の中央まで着くと、今度は逆の控室から深紅の人影が現れる。聖騎士ヒースクリフ、ギルドメンバーのKOBの制服とは正反対の色合いの防具を纏い、一対の盾と剣を持って歩いてくる。その歩き方は堂々としたもので、キリトとは違い、全く緊張の様子を窺わせない。
まさに最強の矛と最強の盾の激突。このSAOではどっちが勝つのやら。

「かの有名なゲームのオーディンとアレキサンダーでは、矛が勝ちましたけどね」

「でも盾の方を召
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